かつてはカナダ CIBC の自己口座に送金するため三菱UFJ銀行(その前の東京三菱銀行時代から)のテレフォンバンキングやインターネットバンキングを利用していた。しかし、カナダドルを調達するのに対顧客電信売り相場(TTS)は仲値ブラス1円60銭と銀行の取り分(マージン)が大きい。米ドルの1円と比べて割高なのは通貨の取り扱いボリュームが少ない、というのがその理由のようだが…
3年ほど前から海外送金にソニー銀行を利用するようになった。余資の一部をここに預けた結果、上記「銀行マージン」が30銭と大幅ディスカウントに優遇され、メガバンクのように朝の公示相場ではなく、随時マーケット・ベースで外国為替取引ができる。調べたところ、2017年3月に C$2,500 を購入して9月に送金。翌々年の 2019年3月にも同額を購入して5月上旬に送金している。一年空いたのは、CIBCで十分な残高があったためであろう。送金依頼に関しても、事前チェックはあったが、送金理由を「保険料 (Insurance Premium)」として申請すれば全く問題がなかった。ところが今年は状況が変わっていた…
ソニー銀行のHPによると、昨年5月(および10月の更新)の通知で外貨送金については『マネーロンダリングおよびテロ資金供与』への対策を強化しているとのこと。したがって「審査」に係る時間も考慮して手続きされたし、とある。↓
https://moneykit.net/visitor/info/info190529_01.html
https://moneykit.net/visitor/fx/fx25.html (具体的な手順)
とりあえず、年間の送金限度額を C$3,000 で事前登録申請を 5/13(水曜日で僕の休日)にしたのだが、案の定「お尋ね」がメールで翌日返ってきた。これをこのままコピーすると、
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〇〇 〇〇 さま
■ソニー銀行からの連絡がございます
ソニー銀行をご利用いただき、ありがとうございます。
このたびの外貨送金(仕向け送金)事前登録につきまして、
当社の審査基準に基づき、送金の原資や目的・相手方とのご関係等が確認できる
資料を本メールの返信にてご提出いただきますようお願いいたします。
●資料提出の対象となる事前登録
・事前登録受付日:2020年05月13日 10時05分
・登録番号:RG-2005-500212
・お受取人名:XXXX XXXXXXX
・通貨:CAD/カナダドル
●お客さまにご提出いただく確認資料
●送金目的(INSURANCE PREMIUM)の確認資料
・送金限度額に相当する請求書、および送金先の実在性が確認できる資料
(期限が過ぎたもの、請求書に記載された通貨・金額以上のお取扱いは致しません)
●送金原資等の確認資料
・お勤め先の確認できる源泉徴収票または確定申告書
・収入が確認できる給与・年金など金融機関の預金通帳の写しやステートメント(6ヶ月分)
・送金原資となる金融機関の預金通帳の写しやステートメント(6ヶ月分)
※当社口座への入金経緯やその内容を確認させていただきます
●メール返信時に併せてご回答をお願いいたします
・ご依頼人さまの平均月収
・ご依頼人さまのご職業・会社名
・ご依頼人さまの給与振込の金融機関・支店名
・ソニー銀行から外貨送金をする理由
確認資料の詳細は下記リンクの「審査書類」の項目をご覧ください。
ソニー銀行からの外貨送金:https://moneykit.net/visitor/fx/fx25.html#anc04
資料提出後の審査結果は、あらためてメールにてご連絡いたします。
■資料のご提出方法
本メールの件名はそのままで、確認資料を添付のうえご返信ください。
確認資料をスキャンし、PDFファイル形式にされたものを添付いただくか、
確認資料の全体が鮮明に確認できる画像ファイルを添付ください。
添付資料には開封パスワードの設定をお願いいたします。
開封パスワードは、当社にご登録の電話番号下4ケタ(複数登録がある場合は
いずれかの下4ケタ)をご設定ください。
※ファイルサイズが合計10MBを超える場合、お手数ですが複数回に分けてご提出を
お願いいたします。
■メール返信以外での提出をご希望の場合
◆FAXでのご提出
//////////////////////////////////////////と続く
これって、ちょっと… と思いませんか?
(つづく)
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