前の記事では「関関同立の男声合唱」を中心に大学の部のことを取り上げたが、じつはコンクールの「一般の部」は両日ともほとんど演奏を聴いた。初日の日曜日は自治会の草刈り清掃を早めに上がらせてもらい、職場部門は聴けなかったが、何とか一般の部のBグループの開始に間に合った。
一般B(33人以上)の参加団体は少なめの7団体。初っ端は「混声合唱団はもーるKOBE」である。最近、彼らの演奏を聴いていなかったので楽しみにしていた。始まってみると自由曲の日本語曲「鳥のように栗鼠のように」(宮沢賢治作詞・林光作曲:G3)も柔らかいハーモニーが響く。自由曲はフィリピンの作曲家Pamintuan氏の宗教曲から。曲の入りと途中の最高音の処理が気になったが、聴いていておもしろい演奏だと思った。
5番目に登場の淀川混声合唱団(よどこん)は安定感のある演奏だった。課題曲 "Sing Lullaby" (H.Howells 作曲:G2)もよどみなく歌っていたし、自由曲の千原秀喜作曲「混声合唱のための<Agnus Dei=空海・真言・絶唱>はスケールの大きな曲をうまく表現していた。文句なくこのグループのトップだと思う。
審査の結果は「合唱団ことのは」が金賞の2位で全国大会進出も果たした。若い人が中心の合唱団で難曲っぽい課題曲G4の公募入選作品<混声合唱とピアノのための「さよなら、ロレンス」>から「受付」を見事に歌いきった実力は評価する。ただ自由曲の「落下傘」(前記事の同志社グリーの歌った曲)は、やや乱れが感じられたのだが…
個人的には「はもーる」を推したいところだったが、結果は3位金賞と残念な結果だった。4位には「よどこん」の後に歌った「とよこん」=豊中混声合唱団が入った。課題曲によどこんと同じ英語曲を歌ったが、やや乱れがあったかな。
次に一般のAグループのことも書きたいのだが、長くなるので、また次の記事で…
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