いよいよ今年も師走を迎え忘年会シーズンとなった。昨夜は会社の部署の忘年会が大阪ミナミの千日前であった。土曜の夜にわざわざ出かけて?なのだが、一昨年辺りまでは週末の土日を利用して温泉旅館などに一泊する忘年会旅行をするのが常であり、その名残でもある。車通勤の者が大半なので、運転を気にせずのんびりとことん(バスなどの車中を含め)飲めるのが楽しみだったのだが、一昨年のリーマンショック以来の不景気で、一泊旅行の費用を捻出するのもみんな負担になってきた。こういうことだから世の中にカネが廻らなくなるのだが、さりとて背に腹は代えられぬ。しかしながら忘年会で酒でも飲んでこの世の憂さを晴らそう!と、普段から積み立てている部会費から支出し、追加徴収はナシで決行されたのだ。
さて、会場は繁華街のビルの中にある某チェーン店。幹事が何とか確保してくれたのが、テーブルと椅子の横長のスペース。参加者は14名であったが着席する前からテーブル席には忘年会メニューの鍋料理2種類およびサラダの皿などが所狭しと並べられておりました。午後6時からだったが、お店は超満員。飲み放題付だったが、店員の応対もあたふたとしたもので、決して感じのいいものではなかった。焼酎のお湯割りを注文したら水割りが出てきたり、忙しいのでセルフでやってと言わんばかりに焼酎のボトルとお湯のポットを出すのは許すとしても、ポットのお湯がぬるくてはねぇ… 文句を言っても対応に時間がかかるので、お湯が少なくなって「熱い湯」と念を押してお代わりするなんて…
終了時刻は午後9時過ぎ。幹事さんが事前に交渉して時間は長めに取ってくれたのだが、その分、コースの料理を食べ終わってからの時間が長く、予算の関係で追加料理も控えめにして、だらだらと飲み続けることに… ピッチは控えめだったので、乾杯から芋焼酎だったけど3~4杯しか飲まなかったのでは? 料理は鶏がサラダ、鍋などで旨かったなぁ。追加で頼んだ「タラバガニ入りだし巻き玉子」はさして感動するものでもなかった。やっぱり手作り感がないとなぁ…
エレベーターで表に出ると、ボスと飲み好きな若手が行方不明。アラフォーを含む女子5名は2次会など男と一緒に行くつもりなし。てなわけで、僕は同い年の同僚S氏を誘って例の「路地裏きっちん 味竜」へ。地下鉄で4つめの駅だ。地上の商店街アーケードを路地に入るのだが、この日は路地が特に暗い気がした。路地から出てきた派手な格好の女に「いまケータイ架けてきた人?」と聞かれたのには驚いた。”NO!”である。予め電車に乗る前に電話をしておいたのだが相手が違う。
無事カウンターに二人おさまったが、店はいつもの雰囲気でよろしい。奥のグループ席には白人男性を含む男女7~8人。手前のテーブル席にアベックが一組。初めてのS氏はガラス越しに炭焼きキッチンが見える席へ。何と言ってもここに来たら生牡蠣を食わねばと、S氏が1個、僕は2個食す。確か北海道の根室あたりのやつで、めちゃ旨い。「酔心」の冷酒をちびちびやりながら、あとは焼き野菜で珍しいゴボウなどを食い、ずりも焼いてもらった。目の前で加減良く炭火で焼く野菜や鶏は絶品である。もちろん生牡蠣や生肝などの鶏の造りもこの店ならではなのだが… 3ヶ月ぶりぐらいで訪れた「味竜」はやはり僕の隠れ家に相応しい。
そんなに長く座っていなかったつもりだが、帰りの電車をスムーズに乗り継いで結局、最寄り駅への最終電車になった。12時過ぎだ。だから田舎暮らしは辛いんだよなぁ。おまけに昼になっても昨日の酒が体内に残っている気がする。本日は部屋の片づけなどで静養することにしよう。
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