ベルリンフィルのデジタル・コンサートホールに続き、今年に入ってからニューヨークのいわゆるMET(メトロポリタン歌劇場)のデジタル会員になった。
昨年の春、コロナ禍が始まって以来、Met Operaは無料のストリーミング配信を連日行ってきていたが、なかなかこちらの受信環境が整っていなかった。夏には光ケーブル工事をして Wi-Fi 環境も飛躍的に改善したのだが… 年明けに思い立ち、この有料のオン・デマンドサービスを申し込んだ。最初はある演目の1回きりの再生に対して $4.99 を支払ったのだが、操作がうまく行かなかった。このとき、併せてした $50 の寄付に対する御礼の手紙が2月下旬に届いた。下の写真がそれ…
結局のところ、すぐ後に月額 $14.99 でアーカイブ映像や音源が見放題・聴き放題(一週間のお試し期間付き)のプランに申し込んだ。スマホやタブレット端末、PCの大きな画面でも再生でき、今のところ不満はない。Android TV にキャストできていたのだが、いつの間にか不具合が起きて大画面で見ることができなくなってしまった。この辺がベルリンフィルのデジタル・コンサートホールと違う。ベルリンフィルのはTV側にアプリがあった。IIJ という日本のIT企業がサイト運営に関わっているようだ。
ところで、METからの "Thank you Letter" はいかにもアメリカ的といえるかな? 寄付文化が生活に根付いている国だ。日本でも「ふるさと納税」に対して自治体からの「礼状」は来るが、いかにも形式的(お役所的)で、すぐにゴミ箱に捨てたくなる。上の文章は読み応えがあるではないか!
わざわざ外国にまで電子メールではなく紙の手紙で礼状を送ってくれる。さすがにUS Postal Service では郵送料が負担になるのか?あるいはコロナ禍で航空便に影響がでているのか "Jersey Post" という聞いたことのないメール便で送られてきたが… ちなみにアメリカの New Jersey 州とは関係なく、フランスのノルマンディー沖に浮かぶ(英国王室属国)ジャージー島にある会社らしい。この年になっても世界には知らない国や地域がたくさんあるなぁ…
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