同居の義母ということで会社の特別休暇を5日間もらった。
葬儀そのものはドタバタとしたものの水曜日に初七日まで終えた。
今時では普通なのかもしれないが、この家には仏壇がない。戦中・戦後の混乱期を生き抜いてきた義父母だが、僕自身の両親と違っていろいろな事情で早くに両親と死別・生き別れしていて、妻はご先祖さんの墓参りに行ったことがないようだ。僕らが婚約した頃に、義父の生き別れていた弟たちが見つかった、ということもあった。聞いている範囲では、妻の一家は義母の親代わりのお兄さんの家(大阪市内)の近くで過ごし、奈良市内の公団住宅を経て、約45年前に現在の地に移り住んできた。人生の半分をこの田圃に囲まれた住宅地に住んでいる。
義母の実家やお兄さんは曹洞宗らしいが、義父の宗派である真言宗の様式で葬儀を執り行った。セレモニーホールの紹介で僕の故郷K市からお寺さんが来られた。戒名をつけてもらって、今はリビングルームの一角に祭壇を据えている。かといって誰も念仏を唱えてお参りするわけではなく、お供え物だけしている。さすがに四十九日の法要はかのセレモニーホールで執り行うようだ。
それよりも遺品整理・不要品の片付けが大変だった。金曜日の午後に廃品処理業者を呼んで、軽トラック1台分の不要品を持ち帰ってもらった。これでもかというほどの布団・夜具が押し入れから出てきて予想外の量になった。最初は近隣の焼却場へ臨時の大量ごみとして持ち込もうかと言っていたが、とんでもない。なんとか台風接近前に片付けることができたが、その後も大量の処分品・衣類が出てきて、衣類は今週末の自治会の廃品回収に出そうかと思っている。
92歳の義父には家の中でじっとしていてもらい、もっぱら妻と義理の妹が整理をして、僕はガレージに大きな袋を搬出する作業をするぐらい。でも家具の一部を2階に持って上がる作業もあったので、会社から休みをもらっていて良かったですわぁ…
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