正月三日 ～サーモンとオレゴン・ワイン～

調子に乗っていっちゃいます。本日のワインはこれ↓

 

アメリカはオレゴン州のシャルドネ。Willamette Valley Vineyards の "Dijon Clone" 2007 とある。 "Dijon Clone" というのはどうやら Chardonnay のさらに細かい品種を指しているようだが、口に含んで「う～ん、これは懐かしい味」。アメリカンな味わいだ。カリフォルニア白ワインの特徴であるオーク香が微かに残っているのだが、ヴァニラ香はあまりせず、繊細なフルーツの香りがする。ズルしてネット検索すると、パイナップルとかバナナ…というコメントがあった。そんな感じです。同じシャルドネでも昨日のシャブリとは違った味わい。もっとリッチだけど、典型的なカリフォルニアものほどどぎつくない。たまたま去年の秋にネットショップの「和泉屋」で購入し、３ヶ月以上ほったらかしだったっけど、飲んでたちまち惚れてしまった。

食卓はこんな感じです↓　おせちに飽きたので、冷蔵庫からサーモンを出してきた。もちろん、鯛もつまみます。

 

グラスに入れるといい色してるよねぇ。

おまけの話。オレゴン州の Willamette Valley には思い入れがある。１９８６年の秋、僕がアメリカで初めて訪れたのがポートランドから１００Kmほど南に下った Willamatte Valley の Corvallis という町。空港から女性の運転する乗り合いリムジンでたどり着いた。そこにオレゴン州立大学があって、３ヶ月間、ＥＳＬで語学研修をさせて貰った。大学キャンパス内の寮に住んでいたのだが、土曜日なんかに店が並ぶ町の中心街をちょっと先まで歩くとウィラメット川が流れていた。ちょうど秋の頃は雨季に当たっていて、天気がよい朝にも霧や靄がよく立ちこめていたことを思い出す。そういえばワイン・フェアがあって試飲をしたり、アコースティック・バンドの生演奏を聴いたことを思い出した。あのとき仲良く（僕が既婚の社会人だと知って、いろんなアドヴァイスを）してくれた四国出身の元スチュワーデスの女性はどうしているかな？　若いアメリカ人に気に入られて同棲を始めた…とかだったんだけど。