この前の日曜日(6/27)、京都の合唱団の強化練習が終わった後で北山の京都コンサートホールに行って、東西四大学の演奏会を聴いてきた。云わずと知れた慶應義塾、早稲田、関西学院、同志社の伝統ある男声合唱団の集まりで、今回が第59回とあった。僕が大学生で男声合唱をしていたのは約30年前で、その頃はおそらくこれらの大学の男声合唱団の絶頂期でもあっただろう。卒業後もしばらくの間は、きらびやかな音色のテナー、重厚な響きのベースを驚嘆の思いで聴かせてもらった。この催しは東京と関西で隔年で開催されるのだが、一昨年の大阪に続き、思いたって独りで演奏会に足を運んだ。
京都に縁ができてしばらくだが、この京都コンサートホールの大ホールは今回でまだ3度目だ。席は後ろの方のサイド席だったが、結構良い響きが楽しめた。学生諸君の発声も良いのだろう。立派なヴォイストレーナーの先生方がついているし、、、
演奏の詳細な感想はここでは述べないが、我々の現役時代に比べ少人数(二十数名)になった慶應義塾ワグネル・ソサィエティーのR.アーン「恍惚のとき」の演奏には感銘を受けた。ピアノ伴奏付きの歌曲を北村協一が編曲したもの。ハーモニーの作り方、発声・発音が素晴らしく、この演奏会で一番のステージではなかったかと思う。選曲が抜群だったということだろうか?
男声合唱から離れて8年以上になる。ワグネルがやったような洒落た曲も良いが、男声合唱の醍醐味は大合唱だ。日頃は室内楽的な混声のアンサンブルを楽しんでいるが、また、機会があれば男だけでやってみたいと思う。でも、ロートルだけの合唱はご免だなぁ。
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