前の記事で、今日はメンデルゾーンの合唱曲全集を聴くと書いたのだが、いざ、聴き始めようとして驚いた。手元には知人から借りたCD10枚組のボックス・セットがあるのだが、よく見ると、僕が知っている合唱曲が一つも入っていない。考えるに、この "Choral Works (Complete)" はいわゆる宗教曲のそれであるみたいだ。やれやれ…
Wikipedia を見ると、彼はドイツのハンブルグでユダヤ人の家庭に生まれたが、彼が子どもの時に一家でユダヤ教からキリスト教(ルーテル派)に改宗したとある。彼は熱心なキリスト教徒であったのだろうか? 膨大な宗教的作品群である。しかも、「詩篇」を題材にした作品が多いように思われる。また、J.S.バッハの「マタイ受難曲」を大バッハの死後、数十年経って復興させたらしい。そういえば、どこかのオルガン演奏会で、「バッハの音楽を今日聴けるのは、メンデルゾーンのお陰である」と言っていたような気がする。ちょっと意外だなぁ…
ほら、よくフィギュア・スケートのフリーの音楽でメンデルスゾーンの「イタリア交響曲」が流れたりするでしょぅ。ヴァイオリン協奏曲は有名で「メンコン」って呼ばれてるよね。あまり宗教的なイメージが強くない。僕らの合唱団で今度の演奏会でやるのも「3つの民謡」っていう、ハイネの詩によるものだし、学生時代から知っている男声合唱曲集は酒場や森や狩りがテーマの曲が多かったような気がして、う~ん、やっぱり意外です。
とりあえず1曲目が詩篇第42番、とういことは、"Sicut cervus" じゃないか? 今度、パレストリーナの有名な曲をアカペラでラテン語で演奏するんだけど、メンデルスゾーンのはドイツ語でオーケストラ付ですね。はぁはぁ…
合唱講習会でやっていたのは、3つのモテット(作品69)の "Jeuchzet dem Herrn, alle Welt" という詩篇第100番からのものでした。この辺になると、聖書も読まんとあかんし、ドイツ語も分からんといかんから、ちょっときついなぁ…
ドイツといえばルーテル派、そして去年はメンデルスゾーンの生誕200年でしたね。
続きはまた明日、がんばって聴いてみます。
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