ここ数日、新型コロナウイルスに関するアメリカの報道に注目している。その前は大統領候補を選ぶ(民主党の)予備選の報道に力が入っていたのが、COVID-19の世界的な感染拡大を受けて、この問題が最大の関心事になってきている。株式市場の大混乱、暴落というのも一つのアスペクトではあるが、実際にアメリカ全土でこの感染症が蔓延してきているという公衆衛生上、パンデミック、まさに「非常事態宣言」が出されている状況を受けてのものだ。
先週末にはカリフォルニア、ニューヨーク、イリノイ(シカゴのあるところ)の各州で、不要不急の外出禁止令が出されたし、ニュージャージー州などもこれに続くようだ。最初に感染拡大が確認されたワシントン州でも事態は深刻。ただ、ニューヨークでの感染拡大のスピードは驚くばかり。対策が後手にまわっているのか? 検査を積極的にやっているからだ、という説もあるがどうだろう?
しかし、イタリアはじめヨーロッパの状況は深刻だ。今度はスペインに拡がっているようだし… 各地でパニックにならないことを祈る。オーストラリア、ニュージーランドも実質的に自国民以外は入国させないようだし… アメリカも北のカナダ、南のメキシコとの国境を当面閉じて人の行き来を止めるという。世界的に状況が落ち着くのはいつになるやら…
New York Times, Washington Post の両紙電子版はコロナウイルスに関する記事を特別に無料で配信している。(僕は有料会員になっているが…) この辺は絶対的な資本主義をとりながら、ボランティア精神を忘れない国民性からか? もちろん、両紙ともトランプ政権への批判を忘れてはいないが…
ケーブルTVでアメリカの放送局CNNのチャンネル「CNNj」が見られるのだが、ふだん見ている日本の民放報道番組と比べて新鮮だ。緊急の生中継はもちろん、大物キャスターが現職の州知事にも直接インタビューして見解を求めたりする。まぁ日本でも大阪府知事が民放生番組で重大発言をしたようだが…
CNN、今朝は民主党のシューマー上院院内総務に全米国民に対する経済的救済措置についてコメントを求めていた。前述の全米的2紙の記者のコメントもあった。この辺の人が話す英語は分かりやすく、大部分理解できるかな?
日本の「座談会」的な番組作りとはかなり違う気がするね。もっとも、僕の見ている番組が偏っているのかもしれないけど…
最近のコメント