アメリカの銀行 Bank of America の口座をやっとこさ解約・閉鎖できたと思ったら、今度はカナダの銀行 Canadian Imperial Bank of Commerce (通称CIBC) からレターが届いた。いつもの月次ステートメントと封筒の様子も違うので開けてみると、上の写真のような文書。要するに税務上の必要情報として、日本の居住者であり、日本の納税者であるならそのTax Payer ID Number(納税者番号=個人番号)を通知せよ、と言うことですね。
困ったことにカナダを離れたのは20年以上も前のことで、当時使っていたATMキャッシュカード "Convenience Card" はいつしか暗証番号を入れても使えなくなっていた。CIBCのオンライン・バンキングでも Debit Card のセキュリティーコードの入力が必要でお手上げ。しょうがないので意を決して国際電話をする。月次ステートメントにはカナダ・アメリカ以外からの電話番号がご丁寧にも書いてあった。当然、有料であるが、1 902 420 CIBC (2422)。あとで意外なことが判明するのだが…
朝の8時過ぎに架けたのだが、カナダ時間は火曜日の夕方、意外と回線が混んでいるようで待たされる。 "TIN"という言葉でオペレーターに繋がれることになったが10分は待った。電話に出たのは若い女性の声で「ジーン (Jean?)」と名乗った。比較的わかりやすい英語で有り難い。住所・生年月日・その他の情報など本人確認に手間取ったが、いくつかの質問をされてなんとか次のステップへ進む。「所得税法上の居住者」とか法的な話なので彼女の質問の仕方(Yes/No のこちらの答え方)がややこしいのだが、これもなんとか日本のTaxpayer Identification Number (いわゆる「マイナンバー」)を申し出るところまで行った。
途中で「そっちは何時?」と訊かれ、「朝の9時前、8時47分」と答えると、「こちらは夕方5時台」と返してきた。てっきりトロントなど東海岸に繋がっていると思っていたので-「えっ、西海岸なの?」と訊いたら「レジャイナ (Regina)」とのこと。北米大陸真ん中辺りのサスカチュアン州だ。 " I've never been there," さっき調べたら日本との時差は15時間で「サマータイム」は実施していないとのこと。それも知らなかった。
時間がかかったが、納税者番号 (Taxpayer ID Number) の登録が終わった。ここでダメ元で訊いてみたのが、『日本に住んでいるが、Debit Card は発行してもらえないのだろうか?』というもの。Bank of America では『ルールでアメリカ国外に郵送できない』との回答だった。電話口の彼女 (Jean) はしばらく調べてくれて『大丈夫、郵送できる』と答えてくれた。『10営業日ぐらいかかるが、海外だからもう少しかかるかも』と言うことだが、100%信じて良いのかな? まあダメ元なんで、首を長くして待っていよう。パスワードはどうするのか訊いたら、暗証番号(PIN)も別の郵便で送るとのことだ。届いたら報告しますよ。それと、この電話も40分以上かかって、楽天でんわで900円超になりそう…
最近のコメント