前々から歯科医に「怪しい」と言われていた左下の奥歯(20年以上前に抜いた親不知の手前)を先週木曜日の夕方に抜いた。正確には通っている歯科所属の口腔外科専門医に「抜いて貰った」。4日経つが経過は良好だ。抜いた痕は縫ってあって、今週水曜日に抜糸と消毒をしてもらいに行く。
この半年ほど歯茎の腫れがひどく、薬の注入を繰り返していたのだが、改めてX線写真を撮ると以前の推察どおり歯にヒビが入っていて黴菌が入り、歯根が溶けて来ていた。この診察を受けたのが年明け早々の1月5日。大晦日の夜(びわ湖ホールでコンサートを聴いている最中)から歯が疼いて大変なお正月だった。一番酷かったのが2日でリンパ腺が腫れてろくに口が開かなかった。
先生に2月下旬のNZ行きの話をすると、処置は早いほうが良いと、抜くことを即決して抜歯手術の日取りを決めた。僕も決断が早くなったと自分でも感心する。術後の回復が早く、たいした出血・痛みや化膿も無かったので、土曜の夜は京都の定例練習に参加した。仕事を休んで気分ゆったりとした過ごしたのが良かったかもしれない。
勤務先近くの図書館で借りてきた本も面白く読めたし、さらに地元の図書館で重松清の『きみの町で』という素敵な絵(ミロコマチコによる)の入った本を借りた。あの東日本大震災の被災地がテーマになっている子ども向け?の文章だ。こんなきっかけでも無ければ一生読まなかっただろう。これも何かの縁。人生なんて、そんな偶然の出逢いの積重ねかもしれない。そんなふうに感じる今日この頃である。
最近のコメント