その後の騒ぎというのは、、 左隣のご夫婦は十勝から息子さんの見舞いに来たものの、雪の影響でその日のうちに帰れなくなり急遽ホテルを取ってもらって、以前(この夏)来たことのあるこの居酒屋「いそ舟」に来たという。そして前回2軒目を紹介してくれた女性店員と再会。息子さんの移植手術の経過は良好。美味しい料理と店長の包丁捌きを堪能。他のお客さんとの会話を楽しんでおられた。僕ももっぱら左隣の奥さんの方と会話をしたのだが、旦那は僕と同じ還暦、彼女はふたつぐらい年下とのことだった。
さて食事を終える頃になって、奥さん(典子さん:かなり積極的だ)が店長と交渉して女の子を定時前に早退させるOKをとった。そして一時間前まで見ず知らずの僕にも「二軒目、一緒に行かないか?」と誘ってくれた。大人しそうな旦那(悟さん:次の店で名刺をもらった。農場の代表!)は微笑んでいる。結局、シメの豆腐料理と焼酎湯割りを半分以上残して僕もお勘定!
いそ舟の外観はこんなです。一見さんはちょっと入りにくいかな?
4人で滑りやすい歩道をちょっと歩いて(その間一度僕が尻もちをついた)、ビルの中に入った。その時もらった名刺を見るとニュー桂和ビル7階にある「PUBマーチン ?!」という変な名前の店(いわゆるバーかな?)。カラオケがあり、ここに連れてきてくれた「いそ舟」の女性店員がよく来るという。マスターのマーチンこと勝さんは50歳位? 手伝いの男性は30代だろうか? 金曜日の夜遅く、店に他の客はいない。ドリンク以外は何も出てこない店で、悟さんがお札を出して店の若い男性、尚輝さんと居酒屋のおネエさん(名前忘れちゃった)が北海道のコンビニ:セイコーマートでタバコとポテチなどのスナック菓子を買ってきた。
悟さんと典子さんは2度目だがマスターは覚えていて、アットホームな感じ。温和そうな僕と同い年の社長?悟さんは(典子さんによると)若い頃は釧路の町を車でブイブイ走らせていたらしい。どうやらドリンク飲み放題、カラオケ歌い放題みたいで、みんな話しながらも熱唱! 女の子は歌は上手くないが気持ちがこもっていた。歌うのが好きなんだね。悟さんが芋焼酎が飲みたいというと4合瓶の黒霧島・茜霧島を尚輝さんが途中で買い出しに出た。楽しく飲んで歌っているうちに時は過ぎ、午前1時半! フリータイムが終わった宣言で解散。勘定は悟さんが払ってくれた!
外に出て、女の子はタクシーで帰ることになり(当然タクシー代も悟さんが彼女に握らせた)、僕はその日初めて出逢った悟さん、典子さんとハグして別れた。本当に奇遇だったが、初めて訪れる札幌で心温かい人達に出逢えて良かった。そして僕にしては珍しくホテルまで迷わず歩いて帰れたのだ。
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