コンクール第一日目が終了してから、夕食がてらT君と飲みに行くことになった。事前に予約してくれていた店が「魚串 炙縁(うおぐし あぶりえん)」 https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13095993
宿泊先は東京芸術劇場から徒歩数分の「ホテル オーエド」。違うホテルを一年前から予約していたのだが、T君のアドバイスもあって8月に取り直した。小綺麗なホテルで、じゃらんポイントも使えたので支払は7,700円也。節約できて良かった… 演奏終了が午後5時だったので、まずはチェックインしてから6時に予約しているというホテルにほど近いお店に向かった。5時半ごろに覗きに行ったら、繁盛店らしく早くから団体の宴会が行われているようで、「もう少し後で来てくれ」とのこと。二人であたりを散策?する。朝からほとんど座りっぱなしなので、それもよし。通リから奥に入っていくと昔ながらの魚屋さんがあったり、下町の風情があった。また、この辺りは中国人が多いとのことだったが、他のアジア系の人たちが通り過ぎたり、さすが東京は違うね。最後はリサイクルショップ店頭の4Kテレビで大相撲中継を見た。横綱白鳳が遠藤関を破り、13勝1敗で九州場所優勝を決めた一番を見てから店に再び向かった。
愛想よく出迎えてくれた女性は名札に「女将ドラミちゃん」と書いていたと思う。テーブル席の団体さんの横をすり抜け(通路が狭い!)カウンター席中央に座る。東京らしく瓶ビールはSAPPORO黒ラベルのようなので、まずそれを所望。T君も初めての店なので、料理は「おまかせ」ということに… 突出しは何だったか忘れたが、まずは上品な鮮魚造り盛り、そしてネーミングがすごい「大桃さん家の日本一おいしい豆富」と「濃厚なゆばのお刺身」が出てきた。ここは日本酒に行かねばなるまい、と地酒リストから「雨後の月」(広島・呉)を注文した。名前にひかれて初めて飲んだけど、淡麗スッキリ系ですかね。
料理は下仁田ネギ(3年程前に小渕優子さんの政治資金問題で全国的に有名になった)を焼いたのが出てきた。これは初めて食べるが、皮をむいた「身」が柔らかく甘い。しばらく行っていない大阪・天満の店は焼き鳥と野菜のシンプル料理が売り! ふと「味竜」を思い出した。それと思わず「下ネタネギ」と言い違えたのは下品だったなぁ。そして、いよいよ名物の「魚串」が出てきた。小ぶりの「のどぐろ」も… 初めて食う「魚串料理」も旨いですね。
T君とは8月、9月と仲間と会ったが、久々のサシ飲みだ。お酒は彼が利き酒師の店員に「日本酒度の高いもの」と訊いて「〆張鶴」(新潟・村上)になる。これはグッと濃い味だね。これも多分初めて… 酔いが回ってきます。
そうそう、最初に出たのは「どんこ椎茸」だったかもしれない。笠の部分だけ齧って一旦引いてもらい、軸は焼いて後からもう一度出てきた。
ところで最初はカウンターに我々だけだったのが、時間がたつにつれ女性二人連れが右に一組、また左に一組。カウンターの中の店員さんに料理の説明を聴いたり、隣でお酒を注いでもらう時に一升瓶を見せてもらったりしてワイワイしゃべりながら飲んでいたのだが、ふと左手のお客さんの「きびなご」の串焼きが気になり、追加でこれを注文! お酒もT君の提案で昨年プーチン大統領が来日した時に安倍首相と飲んだという「東洋美人」(山口・萩)を〆の酒に… 旨い酒だが、飲みすぎたかな?
おまかせ料理に美味しい日本酒(これだけ揃えているのは大したものだ)でお勘定は相当の金額になった。でも、僕としてはめったにない外飲みの機会で文句はないですよ。調子に乗って店の前で「ドラミちゃん」とハグしてしまった… ホテルへと大通りに向かうが、長い間手を振って見送ってくれました。
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