少し前のことになるが、6月28日の水曜日に奈良市の学園前ホールでの表記コンサートを聴いてきた。
平日昼間(14時開演)の演奏会を聴きに行くことになったきっかけは、話せば長くなるのだが・・・
昨年12月に六甲男声合唱団(神戸大学グリークラブのOBがメンバーのほとんど)の演奏会を神戸新聞松方ホールで聴いたこと。その演奏会プログラム(パンフレット)にピアノ伴奏者である島崎央子(ひろこ)さんが出演する演奏会のチラシが挟まれていた。それまで知らなかったのだが、「ふれあいコンサート in アミティ」という阪神大震災復興祈念の催しがずっと続いているそうだ。何度か書いているが、学生時代に神戸に住んでいたとはいえ、卒業後は奈良在住で大阪勤め、しかも阪神大震災当時はアメリカ在住で、この手の情報には疎い。松方ホールさえ、昨年まで行ったことがなかった。六甲男声の演奏会で青いドレスを着た、すらりとした長身の(僕にとって)新しいピアニストは印象に残った。
なぜ平日の昼間に「奈良特別公演」が行われるのか深く考えなかったのだが、往復葉書で申し込んで招待状を得た。運転免許の更新がちょうどこの時期にあたり、会社は有給休暇を取って朝からはK市内の運転免許センター、午後は奈良市内に出かけることにした。この企画にグリー同期のM君も賛同し、彼も会社を休んで西明石から奈良までピアノ演奏会を聴きに来るという。「アミティ・コンサート」の事務局から事前にメールで案内があり、「葉書での応募者が少なく、聴衆動員のために」いくつかのコンサートのチラシと招待状が添付されていたので、M君には4月に会ったときにプリントアウトして渡していた。(※)M君は自宅でパソコンを使わない。スマホどころか携帯電話さえもほとんど使わないITとは縁の無い人物である。ちなみに「アミティ・コンサート」はカンパ方式で運営されており、聴衆はひとり1000円程度を会場ロビーのカンパ箱に入れ、会場費等の経費が賄えなければ「出演者はノーギャラ、赤字は自腹覚悟」でやっているという。
さらに六甲男声合唱団の演奏会を神戸まで聴きに行ったきっかけは、すでに記事にした「平田勝先生追悼演奏会」(2016.12.11)の情報を得るため、グリー後輩のH君(神戸在住のアマチュア合唱指揮者)に連絡をとったことに遡る。H君には追悼演奏会のチケットを手配してもらったのだが、その際に「六甲男声合唱団の演奏会も12月3日にあり、自身も1ステージ指揮をする」ことを聞き、懐かしい曲も演目に入っていたのでこの演奏会チケットも送ってもらったのだった。
やはり前置きが長くなった。コンサートの模様は別記事にしよう。
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