お次は神戸市立博物館のミュージアムカード。たしか年会費は2500円で、特別展であろうが何度でも鑑賞できる優れものだ。ただし来年(平成30年)2月から建物改修工事のためしばらく閉館予定で、現在このカードは販売されていない。
僕は学生時代、神戸市内に下宿していたのだが、この博物館ができたのは僕が大学を卒業した年(1982年)の11月。奈良から遠いため、僕がその存在を知ったのは数年前に会社出入りの某生命保険会社営業マンから『開館30年記念特別展「マウリッツハイス美術館展―オランダ・フランドル絵画の至宝―」』の招待券を貰ったのがきっかけだ。ということは5年前の2012年のこと。フェルメールの傑作『真珠の耳飾りの少女』(別名「青いターバンの少女」)の前では人だかりができていたのを憶えている。このころには近鉄と阪神電車が難波駅でつながり、奈良から神戸三宮まで直通電車が乗り入れて神戸も身近に感じられるようになっていた。
以前に記事にしたことがあるが、港町らしく「フランシスコ・ザビエル像」を所蔵していたり、ビードロのコレクションを金庫室(この建物は元銀行の支店だ)に展示していたりする。去年は松方コレクションの特別展を見に行ったが、他にも江戸時代の絵師「鶴亭」や「国芳・国貞」などの展示企画はユニークだな、と思わせる。
現在は「遙かなるルネサンス~天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展が開催中だが、これは見に行っておかないとなぁ。10月末からは『ボストン美術館の至宝展』がある(7月20日から東京都美術館で開催後、神戸に巡回 http://boston2017-18.jp/ )のでこれも休館前にぜひ見に行こうと思っている次第。
最近のコメント