さて、無事に運転免許の更新を午前中に済ませ、軽く昼食をとってから車で学園前に向かった。駅から数百メートル離れたところに料金の安いコインパーキングがあったのでそこに車を停める。じつは大阪・神戸方面に近鉄電車に乗って出かけるときに車窓からチェックしていたのだが、24H700円の駐車場だ。
さて、駅に隣接する「奈良市西部会館」のビルに向かい、3Fの「学園前ホール」にエレベーターで向かおうとすると、奈良で活動する合唱アンサンブルで一緒のOさんに出会った。彼女は座席指定を済ませ外に出て行くところ。軽く挨拶をしてエレベーターに乗りホールの階で降りた。さて、その先にすでにグリー同期のM君がいて、僕が渡したプリントアウトの招待状で「二人分の座席指定をしてもらった」という。かなり早い時間に受付をしてもらったようだ。これはラッキー! 時間に余裕があったのでそこで立ったまま雑談をする。
じつは僕も「学園前ホール」は初めて。奈良の合唱アンサンブルで「ファミリー・コンサート的なものならここでどうか?」という話もあったのだが、座席数が300では小さすぎるから、と流れてしまった。入ってみると、こぢんまりとした感じのよいホールだ。指定された座席も前から数列目の左寄り。ピアニストの手の動き・鍵盤がバッチリ見えるベストの席だ。しかも使用ピアノはスタインウェイ!! コンサート初めの島崎さんの挨拶でもあったが、非常に明るい響きのするグランドピアノだ。
それと、島崎さんは奈良市の出身のようで、しかも若い頃に奈良市内のいわゆる「ママさんコーラス」の伴奏ピアニストをしていたという。なので奈良の合唱アンサンブルでこのコンサートの宣伝をした時に「なぜ島崎先生を知ってるの?」とアルトのOさんから訊かれたときは、こちらが驚いたものだ。その女声コーラスについてはピアニストから「今日、何人か聴きに来てもらっている」との紹介があった。
さて、本題。「幻想と月光~魂の響き」と題された演奏会だが、ショパンの「幻想即興曲」から始まった。「子犬のワルツ」、エチュード「革命」、ノクターン「遺作」と続き、前半最後は「アンダンテ・スピナートと華麗な大ポロネーズ」とショパン・プログラムだ。最後の曲は「アンダンテ・スピナート」のところはあまり聴き馴染みがないのだが、その他は良く聴く曲だ。だが決して「軽い曲」が並んでいるわけではなく、聴き応えがあった。「革命」の力強い響きには驚いたものだ。やはり生演奏ならでは、と感じる。
(演奏会後半は次の記事にて…)
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