1月20日の正式就任後、第45代アメリカ合衆国大統領 Donald J. Trump の勢いは凄い。TVの録画で就任演説を聴いたのだが、心躍るスピーチではなく、選挙戦での支持者向け演説と同じトーン。メキシコ国境に壁を建設するとか、TPPからの離脱、オバマケアの見直し、アラブ諸国からの入国を制限するなど、大統領令の連発はどの新任大統領も行うこととはいえ…
連日の抗議デモや大統領令に対する違憲訴訟は、さすがアメリカらしいが、僕が若い頃からあこがれていた「自由と平等の国」アメリカからは遠くなってしまったようで寂しい気がする。
中学生の頃から Simon & Garfunkel が好きで、社会人になってからアメリカで英語や文化を西海岸で勉強させてもらって、業務研修のため初めて東海岸に行ったとき、New Jersey Turnpike を車を運転しながら "America" の一節を口ずさんだ。♫ AlI come to look for America ♫ と…
このたびワシントン州の連邦地裁で入国制限の大統領令が違憲であり、一時的に効力を停止するとの判断を出したのは「さすが三権分立の国」との思いをしたのだが… 混乱は続きそうだ。
話は変わるが、昨年10月にパスポートの更新をする際、以前のパスポートを出してきてマジマジと見てみた。1986年、語学研修のために取得したパスポートにはアメリカ合衆国の "F-1"VISAのスタンプが押されている。当時は「なんでこのようなまだら色のスタンプなんだろう」と思ったのだが、最近ようやく青と赤が混じっているのは "Red, White and Blue" のアメリカン・カラーを表している、と気づいた。1991年には米国子会社に財務担当として出向するため "E-1" VISA を取得。当然ながら、このスタンプも赤青のまだら色。
あこがれのアメリカ合衆国が色あせてくるのは本当に寂しい。
さっきHPでアメリカの Nonimmigrant Visa の案内を見たら、どうやらVISAの様式も写真付きのものに変わっているようだ。時代は変わる…
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