上賀茂神社バス停前の土産物屋を覗いていたらバスが入ってきた。今度は途中の「深泥池」で下車。”Radio Bagel" に向かう。この前は一月のチャリティーコンサート前に昼食を食べたんだったっけ。店に入るとサンドイッチができるのを待っている客の他に商品ケースの前に女性二人連れがいた。横のベンチで待つが、予想以上に時間がかかった。ベーグル10個分の会計をしていたと思ったら、イートインの注文になって「さっき頼んだもの以外で」とか言い出し、確認に時間がかかる。連れの女性も「私も買って帰る」といった具合で、僕はベンチで5分以上待ったろうか? この店が人気があるのは好ましいことだが、ここまで行くと… ようやく僕の番が来て持ち帰りの注文をする。プレーンは2個しか残っておらず、それは2個とも。あと全粒粉、オニオンなど合計6個。会計は1000円弱だが、こういう具合に早く来ないと品切れになる。時計を見るとまだ12時前なのに…
昼食は北山駅前近くのタイ料理店「チャンノイ(Chang Noi)」。「本日のランチ」はグリーンカレーだった。時間が早かったが窓際(というか良い天気で窓は開け放たれて、「歩道側の」といった方が適切)のテーブルには女性が一人で… 僕は空いた店内でカウンター席を選択。新人アルバイトさんにランチの大盛りとタイビール「シンハビール」を注文した。僕はこの店のカウンター席が好きだ。ちょっと暗いんだけど、カウンター内でてきぱきと仕事する女の子たち~タイ人らしく黒髪で働き者~とその奥の調理場が見える。シェフもタイ人のようだし、調理スタッフはほとんどかな。ビールをちびちび飲みながら文庫本~村上春樹新訳の「フラニーとズーイ」~をめくる。大盛りにしたんで会計は千数百円也。
アルコールも入った昼食後は京都府立植物園で休息。入園料はなんと200円だった。70歳以上のシニアは無料とのこと、老人の姿も多い。京都らしいと思ったのは外国人(白人)の老婦人二人がベンチに座り英語でおしゃべりしていたことだ。僕の耳は結構確か、間違いない。初夏の陽気でほろ酔いの僕にはやはり木陰が良い。日本全国の植生を模したエリアがあり、その辺を散策。小川が流れており、子供が水に足をつけて遊んでいる光景も… そして広場に出てくると小さい子供を連れたママ友のグループや若い夫婦の姿があった。ここでも木陰のベンチで一服。酔いが抜けてきたところで思い出してトイレの洗面台で歯磨きをする。
さて、ぶらぶら歩きを再開すると、その先に「バラ園」があった。陽の光が燦々と降り注ぐ中、色とりどり、数々の品種のバラが咲き誇っていた。花に近寄って歩き、バラの優雅さを感じる。また、アーケードになった通路の片側にもバラがつるとともに伸び、目を楽しませてくれた。ちょうどこの初夏の時期がバラ園の見頃のようでちょうど良かった。ここで結構な量の紫外線を浴び、顔や腕が日焼けしたようだ。夜の練習で会った人に指摘された。
さあ、時刻はまだ2時頃。夕方からのコーラスの練習開始までは十分すぎる時間がある。酔いも覚めたし、次は京都大学前にある「アンスティチュ・フランセ」(旧関西日仏学館)を目指す。
(つづく)
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