INUKSHUKのつぶやき: 夏の高校野球２０１１（その１）

全国各地で「夏の甲子園」に向けて地区予選が繰り広げられているが、昨日（7/16）母校の畝傍高校が２回戦を戦うというので観戦してきた。場所は僕の生家だったところにほど近い「佐藤薬品スタジアム」。もともと奈良県営橿原球場なのだが、地元の会社が昨年だったか命名権を買ったようだ。子供の頃は外野席の芝生で遊んだ（スコアボードの中も覗いたりした）ものだが、時代を感じるなぁ。

さて、この日は土曜日。畝傍は第３試合で郡山高校と対戦。たしか一昨年の夏大会の準決勝のカードだ。この時は平日だったが、リーマンショック後の不況で事務方も交代で休んでいた頃。これ幸いと、準決勝２試合を見に行って（残念ながら郡山が勝利）以来である。

午後１時過ぎに試合開始予定だったので早めに腹ごしらえをしてから球場に向かった。１２時頃に着くと第２試合の中盤でちょうど試合が動き始めたところ。１点２点の取り合いだったのが、７回裏の集中打であれよあれよという間にコールドゲームで試合終了。この頃からさらに観客が増えてくる。第４試合が強豪の智辯学園と五條高校の五條対決もあって、今朝の新聞によると、観客は今大会最多の５５００人とのことであった。

バックネット裏の中段、やや１塁寄りに陣取り観戦した。上の方は大屋根の日影になっていて満席状態だが、ちょうど日差しを受けるギリギリの席が一人分空いていた。ファウルボールが飛んできそうな位置だが、臨場感がある。シートノック時には校歌が流れ、グラウンド整備ののちプレーボール。前置きが長くなったが、県立の伝統校同士の対戦とあって、試合開始早々から観客席も気合が入り盛り上がっている。

１回表は郡山の攻撃。畝傍の右腕エースナンバー「１」をつけた脇田投手の珠は良く走っていて、外角低めに決まっている。右打者の打球は押されてライト側へのファウルが多い。１球ごとに拍手・歓声が起こる。一死後、ヒットを打たれ一・三塁のピンチとなるが、内野ゴロを打たせダブルプレー。畝傍はとくに内野の好守が最後まで光った。逆に郡山はエラーが目立つ。走者が出た時の牽制ミスも多く、また送球ミスに乗じて畝傍は良く走った。１回裏畝傍が１点先制。

４回裏にも外野フライを落とす相手のミスにつけ込み２点を加え３－０。ただし、再三のチャンスにも積極的な走塁がアウトになったり、スクイズ失敗などで取れそうな加点ができない。これが今後の課題というよう。守備はしっかりしていて、好投脇田を支え、郡山打線を９回の１点に抑え３－１で勝利。一昨年の雪辱を果たした。試合終了後、校歌斉唱と共に校旗の掲揚。OBとしては幸福感に包まれるひとときである。

３回戦は、この日の第２試合の勝者、二階堂と21日に当たり、それに勝てば準々決勝が２３日の土曜日だ。これはまた見に行かねばなるまい。この夏は甲子園の常連、天理高校が不祥事のため出場を辞退している。となると、畝傍がこのまま勝ち進んで、県大会決勝であの智辯学園と！というのも夢ではないかもしれない。

幸福感に浸りながら（じつは芋焼酎の水割りを水筒に詰め、ちびちびやりながら観戦していた）京都の練習に向かったのだが、直射日光を浴びていない顔やTシャツから出た腕も赤くなっていた。仲間に「どないしたん」と言われる状態だが、お陰様で「ヒリヒリで眠れない」ということはない状況。これで下地ができた。今度の土曜日にも球場で母校の応援をしたいものだ。

4 コメント

応援、お疲れ様でした。
古豪の郡山”金魚”高校に勝つと、喜びもひとしおですなあ。
＞畝傍がこのまま勝ち進んで、県大会決勝であの智辯学園と！というのも夢ではないかもしれない。
ぜひ、そうなって欲しいものである。
＞今度の土曜日にも球場で母校の応援をしたいものだ。
行ったら、また勝つんとちゃうか？
その際はまた、レポートよろしく。

投稿情報: つのぶえ | 2011年7 月17日 (日) 21:34