今年の梅雨ももうじき明けるか?という感じだが、この時期、ふと昔見た蛍のことを考える。いや、梅雨の時期というよりも、7月上旬のアメリカ独立記念日(7月4日)の頃、といったほうがよいかもしれない。
かつて、仕事の関係でアメリカのニュージャージー州東北部に住んでいた。その前に業務研修という名目で半年間(1987年の3月から9月まで)そこで過ごしたことがある。ちょうど決算の手伝いも終わり、研修の終わりも見えてきた7月上旬に先輩に近隣の少し大きな街へ独立記念日の花火を見に連れて行ってもらった。アメリカでは日本の夏祭りのように打ち上げ花火がいつでも上げられるわけではなく、7月4日のこの日ぐらいにしか見られない、と聞いた。たぶん、そのころだと思うのだが、日が暮れて町なかの民家の芝生の上をホタルが飛ぶのを見た。近くを小川が流れているようだったが、家の前庭の芝生の上をお尻を光らせて飛ぶのである。後に家族帯同で赴任することになるのだが、1995年~1996年は小さな一軒家を借りて住んだ。この家でも前庭を蛍が飛んだ。芝生には毎日、水やりをするのだが、道路を挟んで道路の向かいの家の芝生も乱舞するのである。まぁ、緑が多く住みやすいニューヨーク近郊の町でしたね。たしかに近くに川が流れていたようだが、川辺で、という感じではなかったんですが、、、
日本での蛍の思い出。僕の育った家は田舎の駅前通りにあって、近くに水のきれいな川も少なく、子供の頃はホタルなど見たことがなかった。大学を出て就職をしてから、入っていたサークルの若い仲間と一緒に(たしかスカイラインに乗って男女5人で)隣の街S市のホタルの名所に車で連れて行ってもらった。川沿いに車を止めて、真っ暗やみの中、ホタルが乱舞するのが、鮮明に記憶に残っている。
それから、今住んでいる場所の近くの公園で。25年も前の話だ。近くに大きな川が流れ、竹やぶもあるのだが、最近は(というか約20年前に移り住んだのだが、そのころから)この辺でホタルが飛ぶのを見ない。そんなに都市化しているわけではないんだけど・・・
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