2019年は村上春樹の作家としてのデビューから40周年。文學界12月号ではそういう特集記事が組まれていた。へぇー、そうなんや! という感想だ。そういえば、1978年にヤクルト・スワローズがリーグ優勝、日本シリーズにも勝って日本一になり、村上春樹も最初の小説を書き上げたことは知っていたから、翌年に文芸雑誌に応募・「群像」新人賞をとったということだな。ちなみに彼の書いた『ヤクルト・スワローズ詩集』が「文學界」2019年8月号に掲載されていて、その当時のことも少し書いてある。
僕は1978年に神戸の大学に入り下宿生活をしていて、大学時代はあまり学校で関係する以外の本は読まず、音楽に打ち込んでいた。カミュの『異邦人』とかサルトルの本は読んだかな? 村上春樹のことを知るのはたしか1983年頃。『風の歌を聴け』や『1973年のピンボール』を文庫本で読み、『羊をめぐる冒険』を単行本で読んだ。講談社が出していた『IN★POCKET』という文庫本サイズのPR誌に春樹の短編が連載されたのを読んだ記憶がある。新卒入社2年目で同じ合唱団員との浮いた話もあった。あれから三十数年、僕も年をとったが、相変わらず村上春樹を読んでいる。いま短編をぼちぼち書いているようなので、長編小説はもう少し先かな?
12月号の特集記事でジャズ評論家の村井康司氏が村上春樹とジャズに関する文章を書いていて、あわせて「村上春樹とジャズ」というSpotifyプレイリストを作成したとの案内があった。さっそく聴いているのだが、クラシックのシューマンのピアノ音楽を聴いたり、ジャズを聴いたり春樹ファンも忙しい!!
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