妙なタイトルをつけたが、今日は僕のお金の話。
20年近く前まで勤めていた会社で、1990年代に約7年間海外子会社に出向していた。米国に4年8ヶ月、その後カナダに2年3ヶ月、販社の財務担当者として駐在していた。現地の会社から給料をもらって生活していたし、幾ばくかの蓄えもでき、アメリカの銀行には預金を残したまま帰国した。すぐに使わないお金は定期預金にし、クレジットカードのAMEX(現地で1年ほどで持つことができた)のUS$建決済を日本でいう「普通預金」でしていた。日本に帰国後2年目には家族でハワイ旅行に行って、現地のATMでドル現金を引き出したりしていたのだが… カードの有効期限も切れて更新カードが届かなくなった。国際電話で問い合わせもしたのだが、「アメリカから日本にキャッシュカードは送れない」という。AMEXは電話をすれば特別扱いで(例えばDHLで)日本まで届けてくれたのだが…
最近では少額のカード決済を口座引き落としするぐらいで、定期預金は3ヶ月ごとの自動更新、休眠口座にならないように時々「普通預金」(Money Market Savings Account) と「当座預金」(Regular Checking Account) の口座間振替をする程度だった。あわせて平均残高1万ドルの条件をクリアし、インターネットバンキングを含む口座維持手数料$25は免除されていた。ところで元々口座開設したときは日本でいう「地方銀行」だったのが、関西〇〇銀行みたいな地域銀行になり、それが東海岸の大銀行(Fleet Bank)に買収され、ついには全米屈指の Bank of America(いわゆるバンカメ)の一部となったのだ。そうなってもう10年以上経つかな? 毎月 "Statement of Account" をエアメールで律儀にも送ってもらっていたのだが、「さて、いつどうやって閉めるかな?」とも数年前から考えていた。
アメリカ旅行に行ったついでに銀行に立ち寄り解約・送金手続きをするか? 豪勢な海外旅行でドルを使い切るか? ただこれは先日のNZ旅行の経験で、AMEXに多額の旅行費用をチャージするのも現実的ではなく(飛行機やホテルを自分で手配して払うなら別だが)、現地通貨決済ができるソニー銀行のデビットカードでちびちび使う方がありそうな姿だ。そんなとき今年4月に見つけたのがこの記事だ。
https://nalu.x0.com/2019/01/30/外国の小切手の換金、どうする%EF%BC%9F/
結構ショッキングな記事で、要するに自分の外国銀行口座から小切手を振り出して、自分の日本の銀行口座に入金することができなくなる!!
仕事で関係のある某メガバンクの外為担当者に聞いたのだが、マネーロンダリングとかいろんな規制の影響を受け、原則「クリーンビル」の取り立てをやらない、という説明を受けた。ちょうど5月中旬に上に書いたバンカメの定期預金が満期になるので、なんとか電話で苦労して解約し、「普通預金」に入金してもらった。これが完了したのが5月20日の話。このあと5月末までは「クリーンビル」を受け付けるという三菱UFJ銀行の窓口に行くのだが、話が長くなるので記事を分ける。
(つづく)
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