後半はG.プッチーニの歌劇『蝶々夫人』より抜粋で数曲。司会の落語家 桂 米團治が舞台右手の「高座」で語り、オーケストラが引き継ぐという趣向だが、ソリストもなかなかだ。蝶々さん役のソプラノの基村(きむら)昌代さんなどびわ湖ホール声楽アンサンブルのソロ登録メンバーが活躍。特設合唱団も「ハミング・コーラス」などを聴かせる。スクリーンには長崎の当時の景色や桜・庭園の映像が映し出され雰囲気を盛り上げる。
2曲目は僕の好きなF.プーランクの "Gloria" から1.”Gloria" と 2. "Laudamus te" 結構パワーのいる曲だがコーラスも立派だった。そして年越しカウントダウンの後、J.ウィリアムズのオリンピック・ファンファーレ!!
写真はカウントダウンの練習をやっているところかな?
この後、お楽しみ抽選会の当選番号(席番号)がスクリーンに映し出され、その間、米團治さん(12月に還暦を迎えたそう)が指揮台でJ.シュトラウスⅡの「雷鳴と稲妻」をヘトヘトになるまで振っていた。そうだ、まさにこの記事を書いている時間にウィーン・フィルのニューイヤー・コンサ-トが開催され、日本でもNHKで配信されている。
会場が落ち着いたところで生誕200年のJ.オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』から二重唱「舟歌」
そして沼尻氏ご本人(三善晃の門下生だそうだ)作曲の歌劇『竹取物語』からかぐや姫が昇天して月に戻る場面のメドレー。日本最古の物語で『帝』が登場するのだが、ぼくはこのご時世、天皇を賛美というか「よいしょ」するような雰囲気はあまり好きではないなぁ… ことし平成から代替わりで新しい年号になるが、今後、TVなんか見ててもそんな風潮が出てくるんだろうなぁ…(と個人的な心情を述べておく)
終演が午前0時30分過ぎ。抽選には外れたので、すぐにホールを出て家路を急ぐ。石山寺行きはなんだかややこしそうだったので、取りやめにした。JR大津駅行きの送迎バスは0時45分に出発、とアナウンスされたが、既にかなり乗り込んでいる様子。1時4分発の京都行きには十分余裕があるので徒歩で駅まで15分ほど。気温は0℃近いが、先日札幌にも行って、寒さはたいして感じない。近鉄京都駅1時27分発の各駅停車で1時間20分ほどかかり、帰宅したのは3時過ぎになった。
最近のコメント