先週末に標記の一大イベントがあったのだが、第66回の千葉大会以来、4年ぶりに新幹線に乗っての遠出となった(※)。朝4時半に起床し近鉄の最寄駅5:30発の始発電車で京都駅に向かう。途中の大和西大寺で急行に乗り換えるが、先頭車両はスーツケースや旅行鞄を持った「いかにも旅行」という人も多かった。始発電車ですでに乗っていた隣の女性はかわいらしい柄のゴルフバッグを立てていたが…
暗闇の中を電車は走るが、ようやく夜が明ける頃(朝焼けだ)に宇治市の大久保や京都市の南の端・向島あたりを過ぎる。空が白んだ6時半ごろに京都駅に到着。座席指定をしてある「のぞみ」の発車時刻までは半時間ほどあるので朝食を取る。開いている店は少なく、京都駅東端にあるマクドナルドは行列ができていて店内も満席状態。ここはテイクアウトで新幹線の待合室で食べることにする。新商品のマフィンとコーヒーのセットで400円也。僕のほかにも待合室の壁際カウンターで飲食する人がいた。食後はトイレでデンタル・フロスをして準備万端、のぞみ292号の乗車にちょうどいい時間になった。
窓際のE席をとって隣は空席。車内では図書館で借りた丸谷才一の『持ち重りする薔薇の花』や練習会場のバプテスト教会から借りてきた岩波文庫の『自選 谷川俊太郎詩集』を読んで時間を過ごした。これに飽きると事前に『合唱倉庫』からプリントアウトしておいたコンクールの出演団体リストと演奏曲目に目を通す。家からIC内蔵のWalkmanを持参するのを忘れたのだが、音楽なしで時間を過ごすのもまた良し。この日もよく晴れて、車窓からは静岡を過ぎて富士山の姿がきれいに見えた。
さて、新幹線のぞみは新横浜で下車し、在来線で一駅先の菊名まで行って、東急東横線に乗り換える。ここから池袋まで直通で行けるようだが券売機での切符の買い方がわからない。駅員さんに尋ねると「JRの紙切符を券売機に入れ渋谷駅まで切符を買い、降りるときに精算」と教えられた。他社線乗り入れの関係でそうなるのか? 言われたとおり250円の切符を買って入る。森林公園行き「Fライナー」という初めて乗る電車にわくわくするが、途中から地下鉄なんですね。池袋駅での下車時に精算機で200円払って終わり。何とか予定どおり10時前に到着しました。(つづく)
(※)第67回の高松、第69回の鳥取大会は自家用車で早朝の出発、第68回の長崎は他の用事も重なって欠席であった。
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