一週間ほど前から僕が住む町にキンモクセイの香りが漂い始めた。その先駆けは9月23日の土曜日の朝、奈良市内の大和文華館に足を運び(車で行ったのだが)、駐車場から本館まで歩いて坂を上っている最中に「あれ、何だろう? この香りは」と感じたものである。草木に囲まれているこの美術館、夏の名残のムクゲやフヨウが目に見えるところに咲いていたが、どうやらそれが香っているのではない。
自宅に帰ってしばらくしてからそれが「キンモクセイ」であることを思い出した。なんとなく懐かしい気分になる。ちょうど秋の気配が漂い始め、早朝に会社に向かう時など青空駐車(自宅のカーポートには妻の車が置いてある)の自家用車の窓はびっしりと朝露に濡れている。ここで一句、などという特技は無いのだが…
先ほどインターネットで発見したのだが、この「キンモクセイ」はわが(町長さんのいる)町の「町の花」の一つになっていた。あとは「八重桜」と「アザサ」。三つも町のシンボルがあったとは知らんかった~。
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