特別展「台北國立故宮博物院~北宋汝窯青磁水仙盆」というのが大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている。京阪電車の駅ポスターや京都国立近代美術館に置いてあるチラシで気になっていた。チャッチ・コピーは『人類史上最高のやきもの 海外初公開、初来日。』だ。
3/3(金)の夜に会社のパーティーが大阪市内のホテルあって、会社最寄駅近くのコインパーキングに車を停めておいた。特別展は3/26までとのこと。
http://www.moco.or.jp/exhibition/upcoming/?e=366
「千載一遇」「もう二度と出会えないかもしれない」などと云われては行かざるをえないだろう。土曜日に車を取りに行くついでにちょっと足を延ばす、という形になった。さきほど上記サイトをチェックしたら200円の割引券もあったようだが、事前にはそれに気づかず窓口で当日券を1200円で購入した。午後2時過ぎ、チケット購入には列ができていたが「混雑している」というほどではない。
階段を上がったところにある小さな展示室に青磁水仙盆が5点と付属品である紫檀製の台座などが展示してあった。LED照明とのことだが、たしかに見やすい。白磁ではなく青磁の色合い… 先日NHKの「日曜美術館」で放映していたが、「やっぱり本物は違う」と思わせる。
ただ、あまりに美しすぎるというか、正直なところ絵画などのように心に迫ってくるものがなかったような気がする。前夜のパーティーの騒ぎの余韻が残っていたせいもあるのだろうか? 見る方の心持ちが反映されたのかもしれない。常設展をざっと見た後、再び汝窯青磁を見て美術館を後にしたのであるが…
余談だが、ここに向かう電車の中で『騎士団長殺し』をかなり読み進んだ…
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