11月19日(土)の朝6時、車を発進しようとすると、NHK-Fmの『ビバ!合唱』がちょうど始まるところだった。この日の放送は Kings Singers の『マドリガル・ヒストリー・ツアー』と題して、彼らのCDから数々のマドリガルが流された。まず『勝ち誇る愛の神』。何年か前に京都の合唱団で演奏した、イタリア・ルネサンス期の世俗曲だ。続いて『リールム・ビリリルム』。これは奈良のアンサンブルで一昨年の春からステージに乗せ、昨年秋の演奏会でも歌った曲。イタリア、イギリス、フランス、ドイツと、この辺の有名な曲は桑山博の指導で歌うことが多く、現在練習に取り組んでいるイギリスの曲 John Dawland 作曲『女心をつかむこつ(ご婦人向きのすてきな小物): Fine knacks for ladies 』 や Orlando Gibbons 作曲 『白銀の白鳥: Silver Swan』 も含まれていた。
あたりが明るくなって渋滞の最中だったろうか、番組が終わる。カーオーディオでWalkmanをUSB接続して聴けるようななっているので、メニューで切り替え、今度はリムスキー=コルサコフの交響組曲『シェエラザード』を聴く。これに乗って小雨の中国自動車道を快走… 曲は続いて『スペイン奇想曲』に変わる。揖保川PAでトイレ休憩をとって、缶コーヒーで体も温める。
佐用ジャンクションから鳥取自動車道に入ると片側一車線になり、心なしか雨の降り方も強くなる。トンネルの多い無料区間だ。音楽はWalkmanに入っている Norah Jones のファーストアルバムに変えた。"Don't Know Why" が入っているやつだ。このアルバムが全曲終わり、リピートになった頃、ほとんど雨の止んだ鳥取市内に到着した。
コンク-ルが終わって日曜日の帰り道、あたりはすっかり暗くなっていた。各団の素晴らしい演奏の余韻にひたりながらも、Walkman に入っているブラームスの合唱曲や "Ave Verum 曲集"を 聴きながら運転する。オルガンの入っているのもなかなか良い… 中国道に入ってからは Sarah Brightman (サラ・ブライトマン)の『オペラ座の怪人』の入った『輝けるディーヴァ』という2006年リリースのベスト・アルバム。これは妻が買ったCDをコピーしたものだ。眠気を覚ますようなクリア・ヴォイスで交通量の多い夜の中国道・近畿道も疾走… 西名阪道に入って無事帰宅できた。
3年半前に買った日産Shilpyだが、僕のような「飛ばさない」者にとっては運転しやすいし、カーナビ・カーオーディオは今回の鳥取・倉吉行で大活躍だった。もちろん後で装着した普段めったに使わないETCも!!
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