日本では10月中に日本シリーズが終わってしまったが、アメリカでは現地時間11月1日、第6戦でナショナル・リーグ(NL)のシカゴ・カブスがアメリカン・リーグ(AL)のクリ―ヴランド・インディアンズを破り、3勝3敗同士で第7戦まで決着がもつれ込んだ。まもなく日本時間の3日朝9時から試合が始まり、NHKのBS1で中継がある。
思い出すのは「ハロウィーンの思い出(その1)」で書いたように語学研修でオレゴン州にいた当時、TVで見た1986年の10月のワールド・シリーズのこと。詳しくは覚えていないのでWikipediaのお世話になったのだが、この年のワールド・シリーズも第7戦まで戦い、NLのニューヨーク・メッツがALのボストン・レッドソックスを破って逆転でワールド・チャンピオンとなった。前述のように寮の相部屋生活となったのだが、おそらく第6戦(1986.10.25:土曜日) @Shea Stadium を大学施設の大きなTVスクリーンで見たようだ。キャンパスの真ん中あたりに"Memorial Union"という建物があって、Ball Room(ダンスホール)やTV視聴室などがあり、日本でいう大学生協(購買部)みたいなのや郵便局もその建物の中にあった。
オレゴン州は西海岸にあって、ニューヨークなどの東部とは時差が3時間ある。デーゲームだった気がするのだが、現地東部(夏)時間の午後1時に試合開始だとオレゴンは午前10時。午後からゲーム後半を見たのかなぁ? 微妙な時間だが、延長10回で決着がつき試合時間は3時間18分とある。この試合はメッツが10回表に2点を取られながら、その裏の攻撃で2アウト後、連打で1点を返し、相手投手のワイルドピッチで5-5の同点とした後、一塁手の「史上最悪のトンネル」(※2)でサヨナラ勝ち。シリーズ成績を3勝3敗のタイにした、おそらくMLB球史に残る試合だろう。翌日の第7戦は雨で流れ、月曜日の最終戦でメッツが8-5の逆転勝ちで17年ぶり二度目のワールド・チャンピオンに輝いた。レッドソックスは68年ぶりのタイトルがフイ。この試合は授業もあったし、当然見ていない。
今でこそ日本人選手がメジャーリーグで何人も活躍しているが、1986年といえば野茂英雄投手が大リーグに挑戦する何年も前。とにかくピッチャーの球が速いな、という印象だった。それとグラウンドの芝生の緑の美しさ… 余談になるが、翌1987年春からニュージャージー州の現地法人で業務研修となり、夏だったと思うが米銀に招待されて(先輩が譲ってくれたのだが)同じく研修生の同期とメッツの試合をShea Stadium(※1)に見に行った。巨大な駐車場に驚いたが、観客席にまた驚く。通されたのはVIPルームみたいなラウンジで、ビールなどの飲み物やホットドッグなどの食べ物はご自由にどうぞ、という感じだ。たしか三塁線ライン際の角度の部屋だったと思うが、試合の様子は室内のTVモニターで見ることができたかなぁ… 「すっげぇなぁ、アメリカっていう国は…」とつくづく思った。
(※1)Shea Stadium は取り壊されて現存しないが、往時の様子はこちら↓ で見ることができる。
http://www.ballparksofbaseball.com/ballparks/shea-stadium/
(※2)追記:このプレーはYouTubeで見ることができる。さっき見たけど、完全にナイターですね。じゃぁ、僕が "Memorial Union" で見たのは第何戦だったんだろうか???
最近のコメント