さて、10月23日、日曜日の夕刻、新しいパスポートを受け取ったあと奈良公園方面に向かう。近鉄電車で2駅だ。今日は曇り空で、雨がパラパラと落ちてきそうな天気。しかし傘が必要ない程度の秋の空。向こうから駅に向かってくる人を見ると相変わらず中国系の人が多い。
奈良国立博物館に到着したのが16:20頃。当日券売り場で「京都国立近代美術館 友の会」の会員証を見せて入場券を買う。100円引きで1000円だった。入場制限をしているようで行列ができていたが、数分後に規制解除で入場。隣の列には午後5時半からの割引料金で入場する人が並び始めていたが、時刻は4時半だった。この日は午後8時まで開館のようだが、ご苦労様。ちなみに平日の昼間でも(さっきチェックしたのだが)入場30分待ちとかで、館内は混雑しているようだ。
今年は来るか来ないかで迷ったが、パスポート受領のついで、で結局見に来た。1000円でなら見る価値は十分あるだろう。ここ4~5年は毎年続けて来ている気がする。ことしの「目玉」は18年ぶりに出陳という教科書にも出るほど有名な漆胡瓶(しっこへい)↓ みたい。
http://shofu.pref.ishikawa.jp/inpaku/encyclopedia-j/db/html/286.htm
他には聖徳太子が持っているので有名な笏(しゃく)(木製や象牙製のがあった)や、細かな細工の象牙の櫛なんかが興味をひいた。あとは古文書が多数… 一時間ほどかけて見て回ったが、やっぱり国の宝やなぁ… こんな1300年前、奈良時代の貴重なものが気軽に鑑賞できるのは奈良県に住んでいる特典かな、とつくづく思う。
5時半過ぎに博物館を出ると、あたりはもう薄暗くなっていた。近鉄奈良駅に向かう帰り道ではベビーカーを押す外国人(白人)夫婦にも出会った。公園の鹿たちは地面に体をこすりつけたり、相変わらず自由に振舞っている秋の夕暮であった。
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