件のパスポートを奈良市内に受領に行ったのは10月23日(日)の午後のことだ。この日はとくに予定もなく、朝からフランス語世俗曲の歌詞について調べていたらお昼になってしまった。これについては別記事で描くかも… 曇天のもとドロドロになっていた愛車Shylpyを洗車したあと、ゆっくりと昼食。ひと休みした後、電車で奈良市内に出かけることにした。ちょうど土曜日から「第68回正倉院展」が始まったところで、夕方なら多少すいているかな、と思った次第。
その前に旅券センターで出来たばかり(10/20交付予定)のパスポートを受領しようということだ。家を午後3時過ぎに出て、大和西大寺駅前の某ショッピングセンターに着いたのは4時前… 5Fの郵便局で収入印紙を買い(日曜日だったが窓口は開いていた)、となりのコーナーで奈良県証紙を買う。いずれも「パスポート用」と言うと、受領用の用紙に貼ってくれた。楽ちんだなぁ… そして、となりの旅券センターに入ると、幼稚園か小学校低学年ぐらいの小さい子供を連れたお母さんが窓口にパスポートを受け取りに来ていた。子供に「大事なものだから無くさないように」なんてことを言っている。わが娘は2歳でパスポートを発給してもらって、アメリカのビザも取ったはずだ。
「受領書」に署名して、本人確認手続きのあと新しいパスポートを受け取る。同時に”VOID"と穴の開けられた失効パスポートも返してくれた。あとでまじまじと新旧のパスポート写真を見比べると驚愕!! ここでお見せすることはできないが、あきらかに10年間で「顔」が変わっている。まず、髪の毛:黒々としていたのが、白髪が増えグレー・ヘアーになっている。それと顔が小さくなった。今年の5月に高熱が出て体重が減ってから、63㎏台を維持している。その前は66㎏以上はあった。身長が165cmだからもう少し減らした方が良いぐらいだが、10年前は顔がパンパンに腫れたよう… 2月のパスポート取得だから、きっと正月太りがとれないの時の写真に違いない。今の会社に入社5年目で、まだ仕事も結構忙しかった時期だと思う。自動車通勤のため運動不足になるので、フィットネス・クラブに入会していたが、ろくに通っていなかった頃…
パスポートのページを繰ってみると、この10年間で海外旅行は一度きり。9月にリーマンショックが起こった2008年の春、会社の業績が良かったので、社員全員で韓国に慰安・研修旅行(3泊4日:費用は会社丸抱え)に行ったのみだ。その後の不況で社員旅行はなくなってしまった。わが総務部もそれまでは一泊二日の忘年会旅行を実施していたが、その後は大阪or奈良で一晩だけの宴会となった。今後の海外旅行の予定も特にないの(仕事でもなさそう)だが、あと二年で還暦だし、台湾辺りに気軽に行くとか、ヨーロッパのワイナリーや美術館に行くとか、ぼちぼち考え始めている。
それにしても、48歳から58歳の10年間でこれだけ変貌すると、10年有効のパスポート、ってどうなのよ、と思ってしまう。たとえば前のパスポートで今夏に海外旅行をしていたなら、パスポート・コントロールで「ちょっと顔が違うんじゃない?」なんて言われていたような気がする。
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