昨日の9月22日、クール・シェンヌの演奏会を聴きに大阪のいずみホールへでかけた。前回の演奏会会場はたしか奈良の100年会館ではなかったか? 今回はグリー時代の同期で最近よくつきあってくれるM君を誘って二人で。
じつはこの日の演奏会プログラムへのチラシ挟み込みで12時から作業をしていたのだのだが、用意したのは600セット。実力派のシェンヌにしては寂しい数字だな、と思っていた(ホールのキャパは800席以上)のだが、ふたを開けてみれば1階席は最前列を除いてほとんど埋まっていたように思う。後ろの方はよく確かめなかったが・・・ 1階席の定員は713席とのことなので、関係者が見込んだ600名は十分入っていそうな気がする。
チラシの作業が終わって、時間前から列に並んで座席指定を受けたので、ホール中央の(僕の考える)特等席二席を確保できた。合唱連盟関係の先生方が居並ぶ招待席のちょっと後方。
この日の演奏曲目はルネサンスのパテストリーナから始まり、ドイツ・ロマン派から現代曲、そして三善晃の合唱組曲「五つの童画」まで幅広いレパートリーだった。それと、今までと大きく違うのが、メンバーが40名近くまで増えていること。2013年から実施された全日本合唱コンクールのジャンル分け変更のため、以前の32名にこだわる必要が無くなったということだろう。ちなみに室内合唱の部は24名以下で、これを超えると30人だろうが100人だろうが同じ部門で順位を競うことになる。
ここからは個人的な感想だが、開演1曲目の G.P. da Palestrina "Super flumina Babylonis" と第3ステージ終曲の Francis Poulenc "Salve Regina" が印象的で、しかも安心して聴けた。僕の耳には、ということだが、ブラームスの「運命の歌」(ピアノ伴奏)や最終ステージの三善作品はどうもしっくりこない。隣で聴いていたM君は満足したようであった(彼の方が僕よりよっぽどクラシック音楽に精通している)が・・・
Pizzetti の「夜のとばりが」はなかなか面白い小品で、また聴いてみたい。 Howells "Salve Regina" は先日聴いたタロー・シンガーズの演奏会でも Poulenc のそれとともに演奏された曲で興味を持って聴いた。やっぱり僕にはアカペラ宗教曲が聴きやすい。それに何と言っても Poulenc の音楽が好きである。タローの演奏会で歌われた「人間の顔」の "Liberté" については機会があれば書いてみたい。
話が横道にそれたが、奈良県人としてシェンヌは心から応援している。来月には関西合唱コンクールが開催されるが、ぜひ全国行きの切符を手にして欲しいものだ。ことしは長崎だが、他に予定があって(そもそも遠いし)聴きに行けない。コンクールはどの曲で勝負するのだろうか? 自分がそうなのでテナーがちょっと不安定なのが気に掛かるが、ぜひともチューニングして頑張って欲しい。10月11日はいたみホールに聴きに行きたい、と思っている。
ブラームス「運命の歌」、一度
本来のオケ伴、かつ生で聞いて
みたいものである。
投稿情報: つのぶえ | 2015年9 月26日 (土) 21:16
ブラームスのOp.54 "Schicksalslied"だが、30年ぐらい前に心斎橋のYAMAHAで買ったPetersのコーラス譜が書棚にあった。レコードでも聴いたんだろうかね? 今では殆ど興味ないんだよね。
Op.53の "Rhapsodie"の方がまだ歌ってみたい気がする。こっちはアルトのソロに男声合唱だね。
Poulenc の "Salve Regina" も楽譜はちゃんとありました。これは歌ってみたいよ!
投稿情報: inukshuk | 2015年9 月27日 (日) 01:32