市バスの一日乗車券を使って「京大正門前」に向かう。昨年のこの時期からカミュの『異邦人』を読み始めたことは記事にしたが、それから時々この Institut Français Kansai を訪れている。ライブラリーは気軽に利用でき、書架の本を手に取って勉強机で読むこともできる。貸出は有料の会員登録をしないとダメなようだが… 館内には学習者用の仏和辞典も置いてあるので便利。
この日もランチのビールの酔いがさめた後、午後2時半ごろから4時過ぎまで机を借りて自宅から持ってきたサンテグジュペリの "Terre des homme" を読んだ。書架には僕の持っているのと同じGallimard社の folio版と新潮文庫の堀口大學訳があった。両者ともずいぶん以前に購入されたもののようで、かなり黄ばんでいたが… ここのスペースにいるとフランス語の勉強をしようという気になってくる。この日は奥のPCの前にフランス人女性が座っていて作業をしていた。ときおりフランス語の会話が聞こえてくる。やっとのことで第5章 "OASIS" の冒頭1ページを読んだ後、Institut Français をあとにした。
市バスの201系統だろうか、東山通りから祇園経由で四条通りを走るバスに乗ったのだが、行楽日和で道路がかなり混んで時間がかかる。もっとも十分に余裕があるのでゆったり車窓から外を眺めていた。四条西洞院のホテルに戻ったのは午後5時過ぎだろうか? 預けていた荷物を取り、再び北上して河原町丸太町の練習会場に向かった。うまい具合に途中から座席に座れた。やはりバスは立っているのと座っているのは大違い。とくに荷物があるときは…である。
演奏会の翌日とあって、練習参加者は普段の半数以下。だが、我がパート、テナーには新人(といっても一人は60歳代の元メンバー、もう一人は大学生)が加わりフレッシュなスタートになった。今度の日曜日、6月1日は京都の合唱祭@八幡市でまたまたステージである。奈良県合唱祭は6月15日に大和高田で… 相変わらず忙しいが、聴衆を前にしたステージの緊張した雰囲気を楽しみたいと思う。
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