2日の夕方は近鉄で奈良に向かった。帰省してきている高校の同級生O君と会って飲むためだ。駅前の東向商店街を南に抜け、彼が予約してくれていた三条通の「一条」を目指す。5時少し前に着くとO君が開店前の店の前で待っていた。まもなく看板にも明かりがつき、他の客も続々と入店。僕らは奥のテーブル席に案内された。
じつは去年の正月も同じ店で彼と飲んだのだが、予約なしで何とかカウンターの端っこで二人で飲んだ。目の前に酒の肴の大皿があり、賑やかな感じだったが… 今回は奥の席で趣向が違う。彼は生ビール、僕は正月らしく新酒っぽい奈良の酒、豊祝~元旦に飲んだ「朱雀門」も作っている奈良豊澤酒造の酒~の「吟醸あらばしり」をいただく。やや酸味の残る味わい。
アテはまぐろ・ブリのお造り、あんきもポン酢、牡蠣フライなどなど。次のお酒は二人とも長龍広陵蔵(これも奈良)の「稲の国の稲の酒」を所望。これも旨い酒です。ただし、近くの座敷席で数名の新年会が始まるようでお鍋の用意がされ人が集まって騒がしくなってきた。ちょっと、雰囲気がなぁ、ということで早々に河岸を替えることにする。
二軒目は少し歩いて小路の間、ビルの二階にあるBistro "Le Petit Paris" に入る。明るい店内は「フランスの食堂」というだけあって何となく良さそうな感じだが、意外に客は少ない。3名の女性グループが賑やかに(声優みたいな独特の声の人がいて、TVでもかかっているのか?と思ったくらい)おしゃべりしながら食事をしていた。こちら二人組はすでに酒が入っていて、丁寧に応対してくれる女性店員にアラカルトでチーズとクルミ入りサラダ、そしてフォアグラ入りテリーヌを注文。我々にとってメインはワインだ。ボトルでエイやっ、とローヌ・ワインの "モンフォコン (Montfaucon)” をたのんだが悪くない味でした。たぶんこれだったと思う↓
まぁお店でははずれが少ない代わりにお値段はそこそこしますが、たまのことなので… オッサン二人でウダウダいいながらボトルを空けてしまった。僕としては大満足で、おまけにキッシュも注文。パン=バゲットも旨かったです。独りではちょっと、ですが、2~3人でわいわい飲むのにいいかも…
酔っぱらいながら飲み食いとしゃべるのに気をとられて写真とるのを忘れていて、ほとんど残骸だが… 我ながらワインのアテに最高のチョイスだったと思う。
さて、三条通をふらふら歩いているうち、もう一軒、と立ち飲み風の店に入りまた別の雰囲気で。すでに相当酔っていたのでそこで何を飲んだのかよく覚えていない。最後は長野の日本酒を燗だった。カウンター内の若いマスターは客に「チャーリー」と呼ばれていたなぁ。あともう一人の若い女性店員だけでやっているようだったが、夜が更けてくると客も増えてくる。別のコーナー(ビニールシートの向こう)はテーブル席で石油ストーブ?が焚かれていた。
しこたま飲んでからO君と別れ電車に乗ったが、途中の駅で降りそこねて終点の天理まで行ってしまった。折り返し戻ると次の電車はすでに入った後… 寒い吹きさらしのホームでしばらく待って午後11時台の各駅停車に乗り、最寄り駅からふらふらと歩いて帰宅。何とか12時までにはたどり着いたけど。この一日で酒一升分以上は飲んだだろう。女房も寝るとき酒臭いのを我慢したんだろうなぁ。
1/2の夜はお疲れ様でした。
しかし、1軒めと3軒めはウルサかったなぁ。オッサンが静かにしみじみと飲める店はないもか。
飲み過ぎて天理まで行ったんやて?オレは意外と何ともなかった。買ったパンも途中で食わずに持って帰れた。
今年もまた飲むのに付き合ってやって下さい。
投稿情報: つのぶえ | 2013年1 月 6日 (日) 21:40
いよいよ明日から仕事。朝昼晩の酒漬けは今日が最後だ。
今日はまた業務スーパーで新しい酒を見つけた。埼玉の「無冠盃しぼったまんま」という純米原酒。安かった。昼間にくいくいとやったら、ビデオ見ながら居眠りしてしまった。やれやれ…
あっ、去年行った(と思う)パン屋「シャトー・ドール」はやっぱりさくら小西通りにあった。時間が遅かったので閉まってたけどね。
投稿情報: inukshuk | 2013年1 月 6日 (日) 21:57