この前の日曜日(2月26日)は兵庫県の三田(さんだ)市で関西合唱連盟主催の第3回混声合唱フェスティバルが開催された。会場はJR三田駅から徒歩10分ほどのところにある「郷の音ホール」。
僕はエントリーナンバー5番と21番の団体でダブル出演。フェスティバル自体は13時からなのだが、両団とも念入りに練習するので、この日は朝8時過ぎに家を出てJRを乗り継ぎ、三田に入った。10時半過ぎから駅前に確保した練習場で約1時間の練習。昼食をとって郷の音ホールへ。外に出ると風が冷たかったが、歩いているうちに雪が降ってきた。さすが三田だ。電車に乗っていても宝塚を過ぎるとトンネルが出てきて、山地に入って行く気分になったもの。
無事最初のステージが終わったと思ったら、今度は京都の合唱団の練習だ。ホールの外に出て市街地の中にあるカトリック教会まで行った。古い建物だったがストーブで温めてもらっていた。十字架のイエス様を見ながらVictoriaのモッテト "Eram quasi agnus" と千原英喜が阪神淡路大震災後に書いた「コラール」の練習。最後に "Dona eis domine" の合唱とともに鐘の音が鳴り響く。
小雪の舞うなか再びホールまで歩いて、本番ステージが終わった時には足腰がくたくたになっていた。2~3日前から具合が悪くなっていた右の顎関節は何とか持ちこたえたけれど… 終演後のサプライズは、今週末に滋賀県で開催される「レディース コーラス フェスティバル」のゲスト出演団体に僕が最初に出た奈良のアンサンブルが選ばれたこと。もう一団体は京都の小アンサンブルで、Chilcottの「ジャズ・ミサ」を歌ったところ。
推薦出場を辞退した団体が多かったのだろうが、ある程度の基準をクリアして代表に選ばれたことは励みになる。奈良の Ensemble Anima Mea が歌ったのはスウェーデンの民謡(&創作曲)を原語で、しかもアカペラで。最後のダンス遊戯曲は初めから「走って」しまって指揮者や女性陣から演奏後指摘されたが… ホールの響きをステージ上で感じ、いい気分で歌えた。
というわけで、今度の土曜日、3月3日は栗東芸術文化会館さきらで再び8分間のステージです!
話はそれますが、兵庫県人の小生にとり、昔三田というところはとんでもないど田舎でした(三田の関係者、ごめんなさい)。
ところが今では大阪の通勤圏内となり、ご指摘の音響の良い最新ホールができたり、最近では「小山ロール」なる洋菓子が全国に轟きわたるスイーツになったりと、まったく違った街になっているそうな。
地方の時代、おそるべし、ですな。
投稿情報: カツオ | 2012年2 月28日 (火) 23:57