前の記事でもふれたストラヴィンスキー作曲の『火の鳥』が昨夜(9/27)のNHK-Fmの『ベストオブクラシック』で聴けた。知人関係のお通夜に参列したあとの帰り道、カーラジオをつけると番組が始まるところだった。今週はベルリン・フィル特集だとか。指揮はアラン・ギルバート、聞いたことがあるようなないような…
番組のはじめはベルクの『初期の七つの歌曲』から。そのあとモーツァルトのピアノ協奏曲第22番Es-Dur K482。ピアノはエマニュエル・アックスだ。いかにもモーツァルトらしい雰囲気。この曲の第1楽章が終わったところで家についた。急いで風呂に入り、オーディオをセットした~チューナーではなくラジカセをアンプにつなぐ~ところでピアノ協奏曲のフィナーレ。『火の鳥』は晩御飯を食べながら聴くことに…
この日のベルリン・フィルの演奏(2011年4月収録)は組曲ではなく全曲版だった。いつもよりスピーカーのボリュームを上げて聴く。音楽が始まり懐かしい感じだ。現代曲が嫌いだという妻は無反応。「銀座のすずめ」(白麹)をロックでやりながら久々に全曲を聴くが、とことどころに20世紀のロマンチシズムが感じられる。あまり真剣に聴いているわけではないが、バレエ音楽だけあって情景描写で場面が広がるようだ。
たぶんこの曲のCDは持っていなかったと思う(※)が、たまに聴くといいよなぁ。『春の祭典』よりかなり聴き易いと思うのだがいかがだろうか。ところでN響や日本のオーケストラではこの辺の曲を演奏会であまり取り上げないんでしょうか…
(※)これまたCDラックをよく調べてみると、ブーレーズが1992年にシカゴ交響楽団と録音した全曲版の演奏(ドイツ・グラモフォン)がありました。アメリカ在住時に通信販売で買ったものですね。すっかり忘れていました。いまPCで再生し、ヘッドフォンで聴いています。 (2011.10.1.追記)
ストラビンスキーの「火の鳥」は組曲にも確か2種類版がある。
話によると、ストラビンスキーがオケの編成の大小に合わせて編曲をし直し、それを出版して儲けたらしい。
>『春の祭典』よりかなり聴き易いと思うのだがいかがだろうか。
確かに。メロディーも親しみ易い。ロシアの民謡がところどころ使われている、と聞いた。
>ところでN響や日本のオーケストラではこの辺の曲を演奏会であまり取り上げないんでしょうか…
いやいや、結構取り上げていると思うけど。レパートリーとしてはポピュラーな方。
やっぱりストラビンスキーの3大バレエ音楽は、プロオケにとって定番のレパートリーだと思う。
アマオケでも(難しいけど)やるくらい。一度やったことがある。
あと個人的には「ペトルーシュカ」を演奏すれば、3大バレエ音楽制覇なんだけど、この曲は難かしすぎてどこのアマオケも手を出せないみたい。
投稿情報: つのぶえ | 2011年9 月29日 (木) 00:21