このごろ電車の中へ忘れ物をすることが続いている。今年はすでに二度やった。
(その1) 1月4日の三宮での新年会の帰り。
その日まで会社の正月休みだったので、三宮・元町あたりを夕方の集合時間までぶらぶらして買い物をした。久々のショッピング・デイで、まず靴から。家を出てしばらく歩いて気付いたのだが、履いて出た合皮製のシューズのゴム底がつま先のところで少しめくれていた。それで「神戸でいいものが見つかったら履き換えて帰ろう」なんて考えたのだが、地下街でセールの棚に「2足で5000円」の札を見つけた。僕の足は小さく、24.5cmのものを履いている。靴屋で「いいデザインだな」と思っても、サイズがないことが多い。25cmのを先を余らして履くこともある。で、牛革製のカジュアル・シューズでSサイズというのがあり、履いてみるとばっちりフィットする。「これは買わねばなるまい」と同じようなデザインのものを色違いで二足買った。履いていた靴は店で処分してもらうことにして、茶色の一足を履き、黒の方は箱なしでビニール袋に入れてもらう。(これはその後、平日の自動車通勤でほとんど毎日履いている)
ついでカバン。持って出たビニール製の書類カバンがだいぶ傷んでいたので、三宮の「富士鞄店」を覗く。最近では「カバンを買うならここ」と決めている。さんざん悩んだ挙句、収納が便利そうな小ぶりの黒色のショルダー・バッグを買った。ペットボトルを入れる保温ポケットまで付いている。これも正解! その場で中身を移し替えて、というわけにもいかないので、ショッピング街のベンチに座り作業開始。古いカバンは大きなゴミ入れに押し込んだ。
それと時計。10年以上使っていたSWATCHのベルトの留め具が昨年秋に壊れたのだが、前回三宮を訪れたときに、ワゴンセールのCASIOを1050円で買ってしばらく使っていた。これがあまりよろしくない。文字盤の数字が小さく、老眼にはきびしいのだ。前に入ったSWATCHショップをもう一度覗き、結局、以前に使っていたのと全く同じモデルを買う。ベルトが黒、文字盤が白のとてもシンプルなやつ。文字(数字)が大きく針が太い。やっぱりこれ! SWATCHはすべて直営店で値引きもないようだ。こいつが良いのはボタン電池を自分で交換できること。末長く愛用したい。立派なプラスチック・ケースに入れてくれたのだが、これも取り出して手首に着け、代わりにCASIOをケースにしまう。
というわけで、この日の夕方、靴・カバン・時計を次々と買い(僕にとってこんな日は年に一度あるかないかだ)、新しいカバンを肩に下げ、靴の入った紙袋を持って新年会の集合場所に向かった。(中略…)
新年会では寄せ鍋でたらふく食い、しこたま熱燗の日本酒を飲んだあと、遠方ゆえ一次会のみで辞した。三宮から阪神・近鉄直通の奈良行きに乗り、途中で電車を乗り換え、「家まで歩いて帰るのは寒いなぁ」と思いながら電車を降りた。そして、発車した電車が自分の横を通り過ぎる瞬間「あっ」と叫んだ。靴の入った紙袋が「網棚(最近では網になっていないが…)」に乗ったままだ。すぐに駅員さんに言って、次の大きな駅に連絡してもらう。すぐに見つかったが、運悪く、折り返しの電車が忘れ物を運んできてくれるまで30分ほど待つことになった。神戸から持続していたホロ酔いが覚めてしまう新年早々の失態であった。
話が長くなったので、今年二度目の失態(こちらのほうが酷い)はまた次回に…
アドバイス:電車に乗ったら荷物は(とても大きくて膝の上等に乗らない物は別として)、自分の体に接触する場所に置くこと。(例:膝の上、足の間など)
これは銀行勤務時代、真っ先に教わったこと。外回りではたいていカバンの中に、多額の現金とか債券の本券を入れて持ち歩いていたので。
歳を取ったら忘れやすくなるから、荷物網棚に置くのは避けた方がいいぞ。
投稿情報: つのぶえ | 2011年1 月27日 (木) 21:00
自分の膝の上はいいとして、足の間って、好きじゃないんだなぁ。混んでたら、立ってる乗客の邪魔だしね。
会社に迷惑かける訳じゃないから、電車に乗ったらたいてい荷物は網棚にのせてしまうなぁ…
投稿情報: inukshuk | 2011年1 月27日 (木) 22:33