第13章(青豆)の題名である。この章がBook1&2のクライマックスと言ってよいだろう。青豆と「リーダー」とのやりとりで、青豆は天吾の存在を知らされ、1Q84年の世界での邂逅の可能性を示唆される。あるいは二人の運命を… ここにこの物語の謎を解き明かすヒントがあるように思う。キーワードは「愛」。やっぱり愛の物語だよなぁ。ややこしい宗教団体やNHKの集金人(ところでNHKからは村上春樹にクレームのようなものはなかったんだろうか?)やいろいろなかたちの暴力が小説の中で描かれるんだけど…
この章は、音楽でいえば、楽章の終わり近くでモルト・クレッシェンドがあり、fffでフェルマータ。そして次の緩楽章へ…
最近のコメント