この週末は家でゴロゴロしていた、というか、ウィルス性胃腸炎で身動きがとれず、たまたま図書館で借りていた映画のヴィデオを独りで見た。第二次大戦中のポーランド・ワルシャワを舞台にした「戦場のピアニスト」だが、実話だそうだ。ヒトラーのナチス・ドイツによってユダヤ人が迫害され、ゲットーに押し込められ、さらにはホロコーストに送られたという話は教科書や他の書物、テレビの映像で目にしていたが、リアリティーあふれる映画という形で突きつけられると、目を背けたくなるようなおぞましい世界である。世界的な映画祭で受賞した所以であろうが…
ショパンだったと思うが、また、これが綺麗に憂いをもって響くんですよね。廃墟に隠れ住み、みすぼらしい格好をした主人公のピアニストがクライマックスでドイツ人将校に助けられる場面。感動的でウルウル来てしまいました。でも、ユダヤ人社会って複雑ですよね。世界中で疎まれたりなんかしながら、ある種、世界経済を牛耳っていたりする。映画の中でも、アメリカのユダヤ人が助けてくれないって言ってました。
僕は臆病者なので、人が殺される場面って、見るのがきつかった。普段は「平和ボケ」なんて、周りの人を非難することもあるのですが、やっぱり僕には戦争(人殺し)なんて、とてもできないと思います。寺島しのぶがベルリン映画賞で主演女優賞を獲った「キャタピラー」には興味あるけど、結局怖くて見られないんじゃないかなぁ。
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