いよいよ二日目後半、「混声合唱の部(8名以上)」である。てことは、あえて「室内合唱の部(6名以上・24名以下)」じゃなくて、このジャンルで勝負しても良い、ってこと? 理屈の上ではそうなんだろうが…
かつてのA・Bグループ分けの基準が32名だったが、その規模の合唱団も出てきているし、70名規模の大合唱もあり、いろいろなジャンルの合唱音楽が聴けたことには価値があったと思う。アカペラあり、ピアノ伴奏付き(というか、最近は○○合唱とピアノのための…みたいなタイトルが多い)合唱があり、ヴァラエティーに富んでいた。
その中でも特筆すべきは、最終セクションの13番で登場した「合唱団やえ山組」(神奈川県 78名)の演奏だ。G1のアカペラ "Ave Maria" のあと、アナウンスがあり「オーケストラのセッティングのため準備に5分程度かかる」とのことだ。ステージ上に椅子や譜面台が多数並べられた。20~30名? 演奏曲は J.S. Bach の『ロ短調ミサ』から "Sanctus" "Osanna" の二曲。たしか規定で自由曲の演奏時間は「演奏開始から8分30秒以内」である。当然、課題曲が終わってからの隊列移動や準備時間は含まれない。「ロ短調ミサ」は自身で歌ったことがなく、今後やってみたい曲ではあるが、「やえ山組」の演奏を聴いて「どっちでもいいかな?」という気持ちにもなった。それよりも『マタイ受難曲』や『ヨハネ受難曲』を先にやってみたい、みたいな… ドイツ語にはあまり馴染みがないので少し障害はあるが。
話が横にそれたが、コンクールの舞台での演奏は粗さが目立ったのか?審査員の評価は低かった。結果は銅賞だった。前日のお江コラの『ヨイトマケの唄』同様、「演奏会で聴衆に受けるのと、他団体と比較してコンクールの場で審査員に高い評価を得るのは別物」ということかな?
長くなりそうなので、記事を分ける。
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