第2日は電車の遅れもなく、開場時刻前に会場前に到着した。すでに結構長い行列ができ、M君は良く目につく場所で待っていてくれた。当日券を求める人も多いようだったが、両日とも開演前に完売したらしい。
右手に見える階段を上がったところがホール会場入口だ。
結局第1日目と同じ一階席前方の通路より前の中央席にM君と座る。「同声合唱」なので男声合唱もしくは女声合唱または少年少女(児童)合唱の聴き比べになる。それで優劣をつける、ちょっと微妙なカテゴリーだ。例年より男声合唱が多い気がするが、さてどうだろう。2番手の香川県「monosso」(女声合唱:山本啓之指揮)は去年おととしと金賞を取っていたが、今年は銀賞。
僕はどちらかというと男声合唱に注目していた。関西代表の「カンサォン・ノーヴァ」と「メンズ・ウィード」が続けて出演。「カンサォン」の自由曲:武満徹の『風の馬』より「第2ヴォカリーズ」と『手作り諺』より " A farewell gift" が渋い。もう1曲はペンデレツキの "Benedicamus Domino"。審査員受けも良かったか?二団体とも銀賞。
審査結果を見て「あれっ?」と思ったのが、堂々と演出効果たっぷりに『ヨイトマケの唄』を演奏した「お江戸コラリアーず」(男声:87名)が金賞ではなく銀賞だったこと。「お江コラ」と「カンサォン」(36名)が同じ土俵で戦うのか?と思ったのも確かだが…
同じ東京代表の "Mu Project (ムー・プロジェクト) " (男声29名)が奇抜な格好で出ていたのにも驚いた。黒の上着というかステージ・コートが各自バラバラで、アクセサリーがジャラジャラだったり髪の毛キンキンのパンクっぽい若者もいる。指揮者はあの雨森文也氏。演奏曲はM4(木下牧子の『物語』)、西村朗の『永訣の朝』と見た目によらず渋く、ピアノはやはり平林知子さん。印象深い演奏で2位金賞だった。
そして1位は最終演奏団体の "VOCI BRILLANTI" で指揮は雨森文也氏、ピアノは白鳥清子さん。32名とそれほど多くない人数の女声合唱で F4『その木々は緑』をさらっと、そして木下牧子の『オンディーヌ』。聴かせどころを心得たような演奏かな? とても素敵な合唱音楽でした。たしかメンバーは愛知県の「聖カタリナ学園 光が丘女子高等学校」のOGなんですよね?
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