第一日目、約1時間の昼食休憩のあとは24名以下が条件の「室内合唱」の部。混声合唱・男声合唱・女声合唱を問わず、少人数であればエントリーできる。その各地区代表の戦い。僕はこのカテゴリーが一番好きといえば好きなんだけど、ちょっとマニアックな感じもあって、聴衆はやや少な目かな?
M君との昼食(あとで記事にする予定)から戻ると1番目の「みちのく銀男声合唱団」の演奏は既に始まっていた。これは想定内なのだが、ドアの外のモニターでみると10名ちょっとがステージで半円形を描いて歌っていた。自由曲の "Ubi Caritas" ( Ola Gjeilo 作曲)は僕らが9月の演奏会で取り上げた曲だ。もう1曲は Joshua Himes という人の "Ave Maria" (YouTube でこの曲を聴けるようだ。) 天井のスピーカーから聞こえる宗教曲の響きは好ましい。審査結果は銀賞だった。
さて、演奏が終わってドアが開かれ、午前中とほぼ同じ位置の席に座る。北海道の「ウィステリア・アンサンブル」と埼玉県の「 La Mer 」女声合唱が続く。銅賞と銀賞、歌う曲で印象が変わるのだろうが、個人的にはウィステリアの方が心地よかった。La Mer は声質が硬く、僕の耳にはしんどい。ヴィジュアル的には女優並みにきれいな人がいて気になったけど( ^ω^)・・・
5番目に出てきた沖縄県の「い~すたん」(混声合唱)は明るい声で好ましい。G3『蜂がいっぴき…』と谷川俊太郎詩の2曲で銀賞獲得! 昨年の札幌大会にも出場しているようだが、印象が残っていなくて申し訳ない。続く地元京都の「アンサンブル Vine」はG1 Victoria の "Ave Maria" といつものパターンで軽めの曲を3曲。去年は金賞2位だったのが、今年は銀賞でしたね。でも、うまいのには変わりなし。
8番目から最後11番目の『絶対王者』佐賀県の「女声合唱団ソレイユ」まで4つ金賞受賞団体が続いた。女声の「杉並学院・菊華女声合唱団」はOGの集まりでしょうか? ラトヴィア生まれの現代作曲家エリクス・エセンヴァルスの "Lux aeterna" などを聴かせてくれて4位ですね。結構好きな響き…
つづく雨森文也指揮の長野県「まい」は軽い感じのG3のあと、寺山修司詩の『不完全な死体』をピアノ・三味線を交えた合唱(信長貴富作曲)で独特の世界を表現し金賞3位。「倉敷少年少女合唱団」は声がすごくそろっていて2位でした。僕の趣味ではないけれど…
トリのチャンピオン「ソレイユ」は貫禄の演奏だね。課題曲F3:高田三郎の「白鷺」をしっとりと歌い、自由曲は外国物で勝負。エリザベス・マコンキーという初めて聞く英国作曲家の "Prayer before birth", John Rutter の『3つのバースデイ・マドリガル』から "When daisies pied" を完璧と言ってよい演奏で締めくくった。
う~ん、聴きごたえのある「室内合唱の部」でした。
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