表記の演奏会は12月19日(水)西宮市民会館アミティホールにて開催された。僕は水曜日が定休日なので、これ幸いと出かけたが、連れのM君は有給休暇を取得して聴きに来る。彼も往復はがきで招待状をもらい僕の分も指定席を取ってくれるという。
午後1時開場、午後1時半開演だが、開演前にピアノのプレ演奏が1時10分からあるので早めに着くように、というM君からのメッセージ。夜の練習があるので、学園前駅近くに車を駐めておき、その前に大和文華館で「四季探訪~研ぎ澄まされる四季絵の伝統~」展を鑑賞してから電車に乗ることにした。30分ほど展示を楽しみ、線路沿いの一日600円で駐車できるコインパーキングに残り1台分空きがあったので何度も切り返しながら前向き駐車で突っ込む。ここまではほぼパーフェクトだ。
ところが改札をくぐると駅のホームでアナウンスが聞こえた。2時間半ぐらい前に大阪方面で人身事故があり、事態は落ち着いてきたものの運行に遅れが出ているという。乗るつもりだった快速急行の前の準急・各停が数分遅れで出た後、予定のサインが出ない。その後に「急行」が来るようで、どうやら「快速急行」は間引きされたようだ。これはいかん、と駅構内のコンビニでおにぎり2個とお茶を買ってベンチで早めの昼食。結局、大阪難波でその次の「快速急行」に乗り継ぎ、目的地の阪神西宮には当初より20分遅れの到着となった。当初は駅前の牛丼チェーン店で昼食を取ろうと思っていたのだが、電車の遅延で既に済ませ、逆に予定より早く開場時刻前にM君と出会えた。彼は既に座席券2枚と演奏会プログラムを持っている。
早くから行列ができていたそうで、僕らは1階席最後列。ただし端っこではなく視界は良好。後に補助席の椅子が出されていた。2階も満席の大盛況で、後でわかったことだが、観客数は1,350名だったそう。水曜日の昼間にすごい人気だ。もちろん「さよならコンサート」ということもあるだろうが、シニア層のパワー恐るべしだ。そしてカンパ総額は149万円だったそう。
森下知子さんはオカリナとサクソフォンを吹き、旦那の大島忠則さんがピアノと編曲を担当されて「デュオたんと」として活動されている。ブログを綴られているので紹介すると ↓
http://tomblg.blog4.fc2.com/ がアドレスだ。
さて、会場がザワザワしている間に藪田唯さんのピアノ演奏が始まった。シューマンの『謝肉祭』から数曲。シューマンといえば交響曲第4番「イタリア」とか歌曲集『詩人の恋』が有名だと思うが、僕たちグリークラブは男声合唱曲を歌ったりした。この『謝肉祭』はあまり聴いたことがなかったが、明るい感じの曲ですね。これは良い感じで、その後 YouTube で探して聴いたりした。開演前の前座のような演奏は15分ほどで終了した。
そういえば、森下さんのオカリナ&サックスはこのアミティホールで何度か聴いているが、先日のヴォーチェ・ベルステラなどのコンサートに仲間として賛助出演されたものばかり。彼ら自身はいつもは夜の部のコンサートらしいが、僕は土曜日の夜は京都で練習があるので聴けず、この日初めて水曜日の昼間の「さよならコンサート」でメイン演奏を聴きことになる。
(つづく)
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