前夜の騒ぎのあと神経が興奮しながらもホテルのゆったりとしたベッドでそこそこ眠れた。目覚めたのは8時前だったろうか? コンクールの開会は10時で、会場の札幌コンサートホール Kitara はホテルから徒歩15分ぐらいの距離だ。前夜に買っておいたパンとヨーグルト、ホテル備付けのインスタントコーヒーで朝食を済ませた。
9時半頃にホテルを出たのだが、ホテル玄関前から歩道は半分凍っていた。(その1)で載せた写真は翌朝のもので、土曜日の朝はもっと酷かった。一度滑って尻もちをつき、その後も歩道を滑るように歩く。しかも初めて歩く道。GoogleMapのアシストはあったが、慎重に確かめながら20分程かかって Kitara に到着。最上階の3階席の前の方に陣取った。
簡単な開会挨拶と審査員紹介の後、都留文科大学の演奏が始まった。ここは純正調のハーモニーが凄い! ルネサンス期のByrdの課題曲と自由曲の20世紀のヒナステラの宗教曲ともに完成度が高い。もちろん金賞で3位だった。
注目の関学グリーは堂々とした演奏だった。シューベルトの "Die Nacht" と千原英喜の「お江戸日本橋/鹿島立ち」。声が以前と比べ随分軽くなった気がする。その分ハーモニーがきっちりとハマり、評価が高くなったか? 結果は1位金賞で来年のシード権を得た。関西の大学ユースの団体にとっては朗報である。
このカテゴリーでは伊東恵司指揮の混声合唱団名古屋大学コール・グランツェが金賞2位。課題曲・自由曲ともに日本語の曲だったが、それほど強い印象は残っていない。ハーモニーは綺麗だったと思うが、、
それより印象に残っているのが、その次に歌った東工大コール・クライネス。課題曲は同じピアノ伴奏付のG4ながら、自由曲はプーランクの「人間の顔」から3曲。好きな曲だし金賞の出来だと思ったが、ここ数年遠ざかっていて今年も銀賞。なぜだろう?
次の千葉県 Coro Ponte も自由曲のウィティカー "Sleep" は好ましかったが銀賞だった。最後の北海道大学合唱団は常連の男声合唱で女性が指揮者だ。課題曲がアカペラの高島みどり「秋の夜の会話」。自由曲はバーバーの「ストップウォッチと軍用地図」でティンパニが入る。これは聴いていて楽しい。やっぱり金賞で4位だった。おめでとう!
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