昨夜、平成28年分の確定申告をPCからの電子申告で済ませた。たしか電子申告(e-Tax)の制度が始まって以来、かれこれ10年ぐらい続けて利用している。新しい物好き、というか何というか… 以前は「住基カード」に個人認証のICチップが入っていたが、いまや個人番号カードにそれが格納されている。最近TVで「マイナンバー・カード」の政府広報が流れているが、普及が進んでいないことの表れだろう。僕でも年1回、確定申告の電子申告で利用する以外は使うことを想定していない。小さな町で「町役場」は歩いてでもいけるところだし…
さて「確定申告」。いま勤めている会社に入ってから約15年になるが、入社当初から自社株を持たせてもらって配当金をもらい、確定申告で「配当控除」があるというのを実感した。持ち株は諸事情で処分してしまったが、そのかわりに他の株式や投資信託の売買損益があり、妻は相変わらず医者通いで多額の診療費・薬代を払っているため医療費控除の申告がある。
H28年は11月のアメリカ大統領選挙の結果を受けてのトランプ相場が始まった頃、一般口座で含み損を抱えていた株式や投資信託を売却して損失を出した。そのまま持っていれば上がっていたが、それは「タラレバ」。特定口座で売却益が出ていたし、配当金から税金を源泉徴収されていたのだが、この譲渡損失と損益通算できる、とのことで、譲渡損失の繰越を申告すると同時に所得税・住民税であわせて2万4千円ほど返ってくることになった。医療費控除では1万7千円の還付。FXのちょろっと利益は「先物取引」というたいそうな項目(雑所得)で申告して納税。
それと「ふるさと納税」の寄附金控除。H27年から始めたが、昨年は結構めいっぱい寄付した。先の記事(確定申告準備編)で書いたところだが、最後の追い込みで寄付してゲットした北海道のボタン海老はまだ完食していない。自然解凍して明日には食べきるつもりだが… 地方税(住民税)は本年分の前払いですね。これで給料から天引きされる金額が少なくなる。地元には悪いが、払っている税金分のメリットを享受していないとの思いが強い。
元々この時間(土曜日の朝)にデータ送信するつもりだったが、昨夜のうちに送信完了した。しかし晩酌後ほろ酔いのなかPC操作したこともあり~中身は事前にチェック済みなのだが~パスワードを何回か入れ間違えたりしてドキっとした。個人認証のパスワード、e-Taxシステムのパスワード、利用者識別番号を確認するパスワードと3つも別のものを入力する必要があった。会社でもホストコンピュータシステムや銀行取引等で何種類ものパスワードを入力する必要があり、この年になると頭の中が混乱して大変だ。まぁ、便利さの中にリスクが包含されているので、この苦労もしょうがないとは思うが…
とりあえずは早々の所得税還付(復興特別税を含んで6万円弱)を待ち望んでいる。
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