いま京都で「北大路魯山人の美 和食の天才」という展覧会をやっている。
特設Webサイトはこちら↓
http://kitaoji-rosanjin.jp/wordpress-kitaoji/
会場は岡崎公園の京都国立近代美術館。向かいの京都市美術館では「ルーブル展」を開催中だが・・・
6月下旬の開催後最初の土曜日、コーラスの練習前に見に行ってきた。
和食のユネスコ無形文化遺産登録記念ということもあって、当日は1Fロビーで料亭「菊乃井」の主人、村田吉弘氏ほかによるトークセッションも開かれていた。すでに始まっていたが、後ろのほうで立って聞いていると、
グルメ魯山人のモットーとして「好きなものを好きな時に好きなだけ食べる」というのがあって、村田氏もそんなことをやっていると、こんなお腹になっちゃった、なんて話をしていた。
さて、展覧会・・・ グルメが高じて自分で食器などを作り始めた・・・とのことだが、織部や志野の焼き物はもちろんのこと、塗の「日月椀」にも感銘を受けた。多くの作品が島根県の足立美術館所蔵のもので、十年近く前に会社の旅行で訪れ、魯山人や河井寛次郎の焼き物、そして大観の水墨画に見入ったことを思い出した。
京都展で面白かったのは数々の映像を使った「インスタレーション」。その中でも一押しはすし店「銀座久兵衛」のカウンターで主人に握ってもらっているかのような疑似体験ができるコーナー。しばらく椅子に座って愉快な時を過ごした。
そうそう、大阪の国立国際美術館の年間会員の期限が切れていたので、この日、京都国立近代美術館の友の会の会員になった。どちらの美術館にも企画展は一度だけ無料で観覧でき、二度目からは団体料金で入れる。京都のだと京都市美術館や京都文化博物館などとも提携していて使いでがありそう。これで年会費3000円ならお得なんじゃないでしょうか。
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