会社は12月29日から休み。始業は1月7日からなので9連休。どこかへ遊びに行く計画もなし、休みが長いのも後でつけが回ってくるので有難迷惑といったところ。
さて、来年巳年の年賀状の準備ができていなかったので、さっそく29日の朝から取りかかる。インクジェット・プリンタが秋頃から調子が悪く、12月に入って早々に家電量販店で最新モデルに買い換え、年賀状に使うイラスト素材集も書店で購入し、年賀葉書も16日には買っていたのに作成作業は手つかずだった。去年はもっと早く準備していたのに…
図柄は相手に合わせて3種類。結局、昨年買った作成ソフトに画像を取り込んで、近況メッセージも入れて作成。時間が限られているのであまり悩まずエイヤッとやった。わりとフォーマルなデザインにしたので、はがき表のプーさんのキャラクターと合わない気がして、昼過ぎに郵便局まで車で行き普通の柄のインクジェット紙に交換してもらった。夕方までに100通弱の印刷が完了。夕食後(お酒は控えめにしておいた)、できるだけ手書きのコメントを入れるようにして完成。翌30日朝に近くのポストに投函した。近隣県なら元旦に配達してもらえるものと期待して…
ところでイラスト素材集の本の巻頭にお正月や年越しの話題が書いてあった。大掃除は12月28日までに終わらせて正月飾りを準備するものなんだそうである。終わらない場合は9(苦)のつく29日を避け、31日は元旦の前日で埃を立ててはいけないので30日にする、とのこと。ごもっともだが、なかなかそうはねぇ。
29日は穏やかな晴れの天気で大掃除日和だったが、苦を避けるまでもなく年賀状作りで潰れ、30日は朝起きるとしっかり雨が降っていた。寒くはないのだが、やっぱり気分がちょっと… 朝から友人用に演奏会ビデオのダビングをして時間が過ぎる。午後は入院中の母を車で30分弱の病院に見舞い、スーパーで惣菜を買ってきて昼食。帰り道の車内でFMラジオをつけると吉田秀和氏を偲んで「名曲のたのしみ」の最終回スペシャルをやっていた。帰宅後、昼食を取りながら大きなスピーカーでFMを聞く。晩年は氏の自宅に出向き収録していたそうだ。彼の語る後ろで野鳥の鳴き声が入っていて、これにも風情が感じられ、おもしろいものだ。紹介に続くピアノや弦楽のクラシック音楽とマッチしていた。この日は結局、夜遅くまで雨が止まず、掃除には手が着かず…
母の病室にいる間少しと、寝る前のふとんの中で丸谷才一の「裏声で歌へ君が代」を読む。丸谷氏も今年亡くなった。吉田秀和氏とともに昭和・平成を代表する文化人・評論家だ。「裏声で…」も佳境に入ってきた。もう少し早く読み始めていれば、と思うのだが、中年になって初めておもしろみが本当に分かる作家なのかもしれない。ぼちぼちのペースで読んでいるが、正月三が日が終わるまでに読了するであろう。
いよいよ本日31日の大晦日、朝から意を決して家の中の掃除をする。前夜、雨が上がったと思ったら寒気が入ってきて西高東低の冬型。冷たい風が北の方から吹いてくる。それにもめげず、普段できていない窓ふきを敢行。古新聞を使ってやってみると、やはり効果があった。ただ家の中が片づいていないので足の踏み場に困る。2Fの第2リビング兼キッチンの南と西の窓、寝室の南と東の窓をやったところでくたびれた。おまけに左足の中指に妙に力が入って捻挫?(後で見たら内出血していた) あとは階段のぶら下げてある照明器具の掃除に手間がかかる。ここで午後1時になり中断。結局、自分の「書斎」の片づけは諦めた。北向きと西向きの窓掃除はまたの機会にしようと決め、お昼に出る。女房・義母はおせち料理作りに忙しそう。車で国道沿いのカツ丼屋に向かい遅い昼食。
ついでに家電量販店でDVDプレーヤーを物色した。2Fで使っているものが韓国LG製で(VHSヴィデオも再生できるのだが)旧式でブルーレイ対応していないし、去年買った1Fのリビングのも起動が遅くいらいらする。いずれにせよもう一台欲しい。店頭にははたして型落ちのSONY製品が特価で出ており、少し迷ってから購入。展示品現品限りとのことで破格の値段にディスクをつけてもらい商談成立。夜型の女房も寝る前にゆっくりDVDが見られる、とご満足の様子である。僕も今夜の「第九」演奏会を録画予約した。今夜は階下では他の家族がNHKの「紅白歌合戦」や「行く年来る年」を見るだろうから。
ここ数年は大晦日の夜のNHK番組はほとんど観たことがない。さらには除夜の鐘がつき始められる前に床に就いている。さて、今夜も丸谷才一を枕元に置いて寝るかな。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。そして来年もごひいきに!
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