もう1週間になるが、今年も10月9日(日)と10日(祝)の両日に例年通り「いたみホール」で開催され、二日とも聴きに行ったのだが記事にしていなかった。その間、合唱ファンの皆様がネット検索で僕の過去の記事を訪れてくださったようである。遅ればせながら今年のコンクールについて僕の感想を記事にしておく。ただし、今年は腰痛のため2日目の後半、大学の部は聞かずに帰った。
<第1日>
職場の部も聴いたのだが省略して「一般の部」の感想だが… まず33人以上のBグループは順当な結果。「はもーるKOBE」は金賞を取ったものの課題曲にやや難があった。昨年は素晴らしい演奏を披露した「創価学会関西男声合唱団」は今年は精彩を欠いていた。結局、豊中混声と淀川混声が同点で首位。採点ルールであろうか「よどこん」が1位になっていた~たしかに端正な演奏だった~が、僕としては合唱の力を感じた「豊混」を上位としたい。ともに全国大会に進出である。
Aグループ(32人以下)では昨年の全国大会でシード権を失った”Chœur Chêne”が課題曲はVaet、自由曲でメンデルスゾーンとレーガーの曲を歌って圧倒的な強さで1位金賞。問題なく全国大会出場。(Bグループの2団体を含め、全国大会への出場権は2日目の「おかあさん」団体の結果を待って決まった) 上西一郎氏が率いるシェンヌのジュニアとも言うべき「ル・グラン」は5位銀賞でしたね。他の金賞受賞団体は Ensemble Vine と 合唱団LABO。異論ありません。
<第2日>
知人が出演することもあり、「おかあさんの部」も全団体を聴いた。正確な順位は知らないが、金賞受賞は「はづき」、「C'est La Vie」、「コール・ブリランテ」と「ヴェネルディ」。昨年、全国大会に出たヴェネルディは「う~む」という感じだったのだが… 今年は(特に女声が)課題曲に苦労していたように思う。今年の「おかあさんコーラス全国大会」に奈良県代表として出場した「ラ・プリマベーラ」が銅賞に終わったのは残念だった。自由曲は芸術性にあふれていたと思うんだけど…
前の週から腰の調子が悪く、今年は大学の部をパスした。以前からひいきにしている奈良女子大学音楽部の金賞の演奏が聴けなかったのが残念だ。また地元の演奏会でその美しい歌声を聞く機会があるだろう。Aグループでは武庫川女子大コーラス部、Bグループでは同志社グリークラブが全国大会進出、そして関西学院グリークラブはシード団体である。
合唱なんて狭い世界だから、コンクールを聴きに行くと、結構知った顔に出会います。第1日目には大学時代のグリー同期で今も合唱を続けているN君、第2日は京都の混声アンサンブルのメンバーに会いました。女性は混声合唱と女声合唱を掛け持ちで活動している人も多いですからねぇ。出演者に帰りのJR伊丹駅ででばったり会って、途中の尼崎駅まで話して帰りました。愚痴を聞いてあげたり、ちょっとしんどかったけど…
そうか、今年も二日間行きましたか。グリー同期のNくんと会った由。なんか情景の想像がつく感じ。
小生的に驚きは、同志社グリーが優勝したことで、全国では同志社、関学がバッチリ対決するという話。昔からAグループとBグループに分かれ対決を避けてきたはずなのに、今回おそらく同じBグループで初対決することはちょっとしたニュースですよ。
全国大会の結果が楽しみです。
投稿情報: カツオ | 2011年10 月17日 (月) 21:26