数ヶ月前からCDプレーヤーの具合が悪くなっていた。夏場?だったかよく憶えていないが、PLAYボタンを押しても再生できなくなった。アメリカで買った5枚CDの入るやつ。カナダへ引っ越しの時にトレイがずれたのか動かなくなって、トロント郊外のDENONのオフィスに持って行き、日本人スタッフに修理してもらった。日本に持ち帰ってしばらくは問題なかったのだが、2年ぐらい前からかEJECTしたときトレイが止まらなくて引っ込んでしまうのを無理矢理使っていた。動かなくなっても「まぁ、しょうがないか?」とPCで再生して聴いていたのだが…
昨年12月からCDを何枚か新規購入して、大きなスピーカーで聴いてみたくなった。KENWOODのスピーカーは新婚当時、ボーナスで買ったもの。今から25年前だ。オーディオ・セットのうち、スピーカーは張り込んでグレード・アップした。アンプ、CDプレーヤーなどは北米生活のお供をしてくれたが、いつしかお払い箱になり、そのスピーカーだけが生き残った。5連奏のCDプレーヤーもひっくり返してウラを見たら1995年の日本製だった。よく頑張ったなぁ。
11日に神戸三宮に出かけたついでにヤマダ電機(元の星電社だった!)でオーディオ・コーナーを覗き、新しいのが欲しくなったが、ビール・紹興酒で酒気帯びゆえ、日を改めて、と帰宅した。翌12日は京都で練習の日。早めに家を出て、京都駅前のビックカメラに向かった。ミニ・コンポを見ていると、店員さんが寄ってくる。「じつはスピーカー、アンプはそのまま使いたいのだ」というと静かなオーディオ・ルームに誘い、手頃なCDプレーヤーを薦めてくれた。今が買い時かな?と思い、3万円ちょっとでアンプと同じDENONの製品を買った。僕にとって、買い物は勢いだ! 持ち帰り品を京都駅のコイン・ロッカーに預け、練習後にピックアップ…
さて、日曜の朝からセットアップだ。予想通り、今までのリモコンで作動した。デザインもアンプにフィットする。そして旧いCDプレーヤーのカバーをはずし、トレイに入っていたCDを救出することに成功! おまけにPLAYボタンは作動するようになり、数ヶ月前の状態に戻ったので、とりあえず捨てずにキープすることにした。
新しいプレーヤーでまず聴いたのは、図書館で借りてきたモーツァルトの「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」。最晩年の作品で、モーツアルト節が全開だ! よく晴れた日曜日の朝に相応しい音楽。第3楽章を聴いて、「あっ」と思った。たしかNHK-Fmの番組のテーマ音楽じゃないの?
続いて、竹内まりやの3枚組ベスト「EXPRESSIONS」。初期の作品が入ったCD1は全曲聴いた。彼女のデビューって僕が大学に入った年だったんだ。ふむふむ、と思いながら、スピーカら流れる音楽を楽しんだ。やっぱり、こうでなくっちゃなぁ… と思った三連休最後の一日であった。
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