今週の火曜日、会社からの帰り道、車の中で7時からのNHK-fmを聴こうとしたら、ニュースではなく何やら演奏会の中継放送のようだった。しかも、いつものN響ではなく、ウィーン・フィル来日公演の中継とのこと。開演前のおしゃべりが長く、家に着くころにようやく演奏が始まる時間となった。
この日の演奏プログラムは、ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』から「前奏曲と愛の死」、そしてメインはブルックナーの「交響曲第9番」であった。帰宅後はいつも通り、まず風呂に入り、食卓に向かう。FMをつけてみると既に休憩時間に入っていて、残念ながらワーグナーは終わっていた。(そらぁ、そうですわなぁ) 気を取り直して、スペイン産の赤ワインをちびちびやりながら夕食を始める。このところ続いていた「芋焼酎の湯割り」ではなく、風邪気味なのでワインとかチーズで栄養を摂ろうという魂胆だ。
ブルックナーは「そうそう、これこれ」と思いながら、第1楽章、第2楽章あたりまで聴いていたのだが、飽きてきて消音で見ていた女子バレーの中継を本格的に見ることにした。ワーグナーさん、スイマセン。でも、日本が韓国に勝った試合をじっくり見ることができました。
その翌日、今度は朝の通勤の車の中で、NHK-fmを聴いていたら、ニュースのあとの番組でまた『トリスタンとイゾルデ』の「前奏曲と愛の死」が始まったではありませんか… またもや「これこれ」ですが、演奏はカラヤン指揮のベルリン・フィルの録音。この曲ってカラヤンの十八番ではなかったかなぁ。結構ヒマだった大学時代、下宿でエアチェックしてカセットテープで繰り返し聴いたような気がする。でも、秋のこの時期にダブルって、ワーグナーのこの曲に季節性ってあるのでしょうか?
ワーグナーの音楽って和声が独特だけど、慣れてくるとクセになるような音階ですね。いま、バードやヴィクトリアの合唱曲を練習していますが、この辺の時代の和声も歌っていると結構クセになります。
11/8のウィーンフィルの来日公演生中継に関連してブログの記事をアップしたので、見てちょうだい。
それより、NHK-FMの演奏会生中継はN響にしても何にしても、おしゃべりがウザいなあ。
特にN響の時の”ヨイショ”発言にはとほほ...です。
なので、このような曲の間のおしゃべりは聞かないようにしていますけど。
投稿情報: つのぶえ | 2010年11 月12日 (金) 08:46