スコット・フィッツジェラルドの小説 "The Great Gatsby" にいまハマっている。
映画については8/29、村上春樹の翻訳書については9/6の記事に書いたが、その後 amazon.com で原書(ペンギン・ポピュラー・クラシック)と小川高義の新訳(光文社古典新訳文庫:2009年)を購入した。金額にかかわらず送料無料だったし… そして最寄りの図書館でかの野崎孝訳の文庫本(新潮文庫:1974年)を借りてきた。
とりあえず原書と小川訳を並行して半分ほど読んだが、原書もわりとすんなり読み進める。そんなに難しい単語も使われていないし、平易な構文で、かつ会話文も頻繁に出てくる。高校生程度の語学力(しっかり学習していればの話だが)で十分読めると思う。ムラカミも高校時代にペーパーバックを読んだのだろうか? 独特だが平易な文体や会話文の多用はその影響を受けているのではなかろうか? 僕も英語は好きで予備校でもみっちり勉強したので自信はある。総合大学に進んだので、経済学や経営学の授業の単位をとる以外に文学部の講義でも聴きに行こうかしらん、と思ったこともあった。まぁ、結局そんな無茶なことはしなかったが…
第4章の後半でジョーダン・ベイカーがディジーの少女時代(といっても20歳前の結婚適齢期だ)故郷ルイヴィル(ケンタッキー州)で若きギャッビーとオープンカーの中で会っていたとか、その後シカゴの御曹司トムとの結婚披露宴直前のエピソードのくだりは原文で読むと映像が目に浮かぶようだ。たしか映画では出てこない。ディジーがギャツビーの手紙を手にソーテルヌ(ボルドーの甘口ワイン)でぐでんぐでんに酔っぱらってしまう場面など…
以上、とりあえずの感想だが、読み終えたら続きを書くつもり… 翻訳の読み比べもしようと思っている。
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